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「背負う馬」は歓迎の阪急杯

  • 2018年02月20日(火) 12時00分


◆レッドファルクスに嫌なデータが…

 今週の阪急杯には18頭が登録している。このレースはいわゆるグレード別定で、牡馬56キロ・牝馬54キロが基本だが、GIやGIIの優勝歴によって1キロもしくは2キロが加増される。

 今回対象となるのは58キロのレッドファルクスと57キロのモーニン。このパターンの馬たちは過去の例だとどのような成績をあげているのだろうか?

 過去10年の阪急杯において、牡馬で57キロ以上、牝馬で55キロ以上を背負った馬はのべ32頭いる。その成績は[5-4-3-20]。勝率15.6%・複勝率37.5%、回収率は単72%・複98%となっている。

 ベタ買いするにはいまひとつの成績だが、全出走馬を対象とした勝率・複勝率(6.3%・19.0%)よりだいぶ良いし、全馬だと回収率も単51%・複80%なので、「背負う組」は斤量を能力が上回っていることがうかがえる。

 ちなみに「背負う組」のうち、前走着順が10着以下だった馬は[1-1-0-10]で回収率は単40%・複35%。このグループをカットすると、回収率は単92%・複136%とかなり良い線までいく。

 となると、レッドファルクスとモーニンを狙えばよいということになるが、実は人気になるレッドファルクスのほうに嫌なデータというか、ジンクスがある。牡馬57キロ・牝馬55キロ以上だったのべ32頭のうち、前走GI組は[0-0-0-7]なのだ。1番人気だった馬はいないが、7頭すべてが6番人気以内でこの成績。休み明けの形になることも影響しているのだろうか。そうなるといっそモーニン(前走阪神カップ=GII)から……という考え方も出てくる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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