今年のサマージョッキーシリーズは9/10(日)の東西重賞が最終戦となる。
現在のポイント上位は下記の通り。

　29pt(２勝)　北村 友一
　23pt(２勝)　秋山 真一郎
　19pt(１勝)　戸崎 圭太
　18pt(１勝)　津村 明秀

出走すれば１ポイント貰えるので北村の30pt以上は確定。
北村を逆転できる可能性のあるのは秋山、戸崎、津村の３騎手であったが、残念ながら秋山は騎乗馬なしで脱落。
津村も京王杯ＡＨにダイワリベラルで出走だがＧ３の１着は10ptしか貰えないのでこちらも北村を逆転できず脱落。

北村と戸崎は１着に12ptが入るＧIIセントウルＳに騎乗予定だ。
戸崎が１着になると31ptで、北村が６着以下だと戸崎の逆転優勝。
北村が５着(3pt)以上になれば優勝確定。

出走は14頭。
本日20時のnetkeibaの想定オッズでは戸崎メグラーナが３番人気。
北村アドマイヤゴッドが10番人気。北村には最終戦まで厳しい状況が続く。

北村友一。
デビューした2006年に関西所属新人賞を獲得し2008年には重賞勝利を果たしたものの、その後ＧＩ勝ちも無く、主な表彰はフェアプレー賞２回。
綺麗な騎乗でそこそこ乗れるが、目立った活躍は出来ないできた。

そんな男に今年はサマージョッキーシリーズ優勝のチャンスが巡ってきたのだ。
歴代の優勝者はそうそうたる顔ぶれ。去年は戸崎で一昨年はミルコが優勝している。

最終戦はどう考えても不利な状況で、前走オープン特別で負けた馬に騎乗する。
対して戸崎の方は勝っても不思議ではないＧ３オーシャンステークス優勝馬で臨む。
だがしかし、競馬は馬が走るとは言え騎手の力、とりわけ今回の北村騎手の
モチベーションたるや凄まじいモノがあるに違いない。

対する戸崎は去年まで３年連続の騎手リーディングで今年もトップを独走。
過去のリーティング騎手や外国人騎手に比べて大レースに強いイメージが無く
兎に角たくさん乗って勝ち星を稼ぐ姿は賛否両論あれど、一番への拘りが凄まじい男だ。

きっと戸崎は逆転優勝を狙って勝ちに来る。
北村も掲示板以上を狙って積極的な騎乗をせざるを得ない。
この二人はきっと他の12人のジョッキーよりは普段以上の力を発揮すると信じている。

筆者は北村騎手の単複と二人のワイド馬券で応援しようと思う。
注).敬称略をお詫びします。