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【ヴィクトリアM予想】香港マイル路線で当たり前に通用した馬は強い

  • 2024年05月09日(木) 12時00分

地力はナミュールが圧倒的上位か


 2022年の香港ヴァーズ・ウインマリリンの勝利以降、日本馬は10レース連続で勝利を逃している。従来の力量差を考えると、異常事態だと言って良い。

 当コラムや予想本文中にて触れている香港競馬のレベルアップが大きな要因であることはタイミングや世代感レベルから明白だろう。

 以下は香港競馬・従化トレセンとその影響について。

──ここから──

 香港ジョッキークラブ(HKJC)の競馬への力の入れようはまさに、本気。国を挙げて...という言葉が合う。香港へのエア代・宿泊費代はすべてHKJC(2022年)負担。空港からもHKJCが出迎えてくれるし、調教の時間帯にはビュッフェが食べられるようになっていたり、木曜日には最高級のフルコースディナーとGALAパーティーが開かれる。そこまで大盤振る舞いして、日本馬に勝たれてしまってどうなのか? と思っていたが、スプリントやマイルのもともと得意にしていた短距離路線はもちろんのこと、香港Cでもロマンチックウォリアーが圧巻の完勝と、蓋を開けてみれば完全に香港の強さを見せつけられたレースだった。

 それもそのはずで、500億以上の資金を投じた従化トレセンが2018年にオープン。そしてコロナ下においてトレセンの拡張を行っている。

 そして2020年には全国馬産業発展計画を発表し、

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1992年生まれ。祖父が馬主だったため幼い頃から競馬に触れる機会が多かったが、2013年の安田記念をハズしたことをきっかけに馬券の研究を始める。2016年から競馬予想家としての活動を開始し、同年9月に雑誌「競馬王」にて紙面デビュー。競馬魂(フジテレビ ONE TWO NEXT)への出演、ならびにDMMオンラインサロンにて「絶対に負けたくないから始める競馬サロン」を主宰。著書に「絶対に負けたくない!」シリーズなど。

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