不本意な競馬が続く
ロゴタイプ。しかし、陣営のムードは上々だ。「7月26日に函館競馬場へ入厩。筋肉に張りが出て、
皐月賞を勝ったころの出来に戻っている」と
田中剛師。函館Wで行われた1週前追い切りでは、併走馬を大きく追走して5F64秒4-13秒3(一杯)。脚色こそ見劣ったが、この日の一番時計をマークし、態勢は整った。「村田を鞍上にビシッと追ったが、いい動きだった」と見届けた指揮官も満足げ。昨年は道悪に泣き5着に敗れたが、スピードを生かせる良馬場なら上位争いは間違いない。
昨夏は重賞3連勝を成し遂げた
トウケイヘイロー。その後は海外でも健闘を見せ一躍、スターホースの仲間入りを果たした。「国内復帰初戦になるが、特に悪いところはなく、いい仕上がりで臨める」と清水久師が言うように、海外遠征帰りの不安は皆無。1週前は栗東CWで追い切られ、6F80秒9-13秒1(馬なり)。丹念な乗り込みでスムーズな脚さばきが目を引いた。「指示通りの動きだったし、1週前としてはまずまず。今回もしぶとさを発揮してほしい」。実績のある洋芝、小回りは願ってもない舞台設定。昨年よりも相手は強化されるが、ここで結果を残して秋のGI戦線に弾みをつける。
提供:デイリースポーツ