勝ち馬は、偶然に現われるものだろうかといつも自問している。そして、まぐれ当たりでもいいからとにかく当ててみたいと、こころはそっちに向かっていく。どう仕様もない。それでなんとかなっているなら、それで結構な話なのだが、競馬はそんなに簡単なものではない。そして、サマーステージに登場した朝からの3連単馬券、ついつい気分は浮つくのだが、競馬場は朝から熱気につつまれている。確かに以前とは違うのだ。
ただ、なに事にも基本があることを思い出さなくてはならない。こころの隙に付け入る悪魔と戦うには、それが肝心だ。
まず、こころの平静を如何にして保つか。
少なくとも、馬券発売機に駈けつけるようなことはしたくない。そんなに急ぐと、勝利の女神は後ずさりしかねない。ゆったりと運を呼び込む、それぐらいのゆとりを持ちたい。それと、どこから馬券をスタートさせるかも大切なこと。最初がよければ、その日一日の気分が違ってくる。でも、どうせやるなら1レースから。せっかく競馬場に行ったのだから、そうしたくなる。
必ずそこに勝ち馬がいる、2着馬も3着馬もいる。その一点に集中して、前日の検討をもう一度くり返してみる。それでいいのか。実は、競馬は、ここまでの過程が大切なのだ。得をしたとか損をしたとか、それだけのことで競馬を語ってもらっては味気無い。どれだけ考えて、緻密な検討をしたか。それによって得るものは大きい。
もちろん、そうやったからと言って結果がいいとは限らない。しかし、それでいいではないかと思う。他人より語るものが増えるからだ。ただ、漫然と買うのでは、競馬の妙味というものがない。どれだけ、前もっての検討をやってきたか、その程度によって当日の気分は確実に違っている。自分に納得できるので、結果を前向きにとらえ、いい一日のスタートが切れるのだ。これ全て、反省の弁。
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