今年の組み合わせはかなり難しい。不思議なことに芝1600mを使っている馬がきわめて少なく、基準(目安)となりそうな1分34秒台の時計を持っている馬がたった2頭しかいない。札幌2歳Sも、函館2歳Sも、さらにはデイリー杯2歳Sも、京都2歳Sも、必ずしもレベルは高くなく、例年より平凡だった。
ただし、今年のレベルが低いわけではなくまだみんな全容の半分も出していない。ここで一気に才能が花開く馬を探し出さないといけない。
初芝になった京王杯2歳Sは不良馬場。そのため1分25秒8もかかり、パワーの生きた印象もあるシベリアンメドウだが、ダート2勝、不良で1勝の成績に現れている印象とは異なり、本当は芝の良馬場の方がもっとスピードが生きると見た。もちろん推測だが、体つきも決して馬力型ではない。典型的なアメリカ血統だからダートがうまいのは当然だが、父メドウレイクの父系も、母の父に出てくるスルーオゴールドも元はといえば芝向きの父系だった。アメリカで育ったからダートも巧みだが、芝のレースで更に良さ発揮がありえる。クロフネや、アグネスデジタルと同じように。
2戦目でもまれる競馬も経験。展開に注文のつきそうもない競馬センスも強調材料だ。アドマイヤドン、ファストタテヤマあたりが当面の相手だが、アグネスソニック、ダイワファルコンなどの伏兵まで、ちょっと手広くいきたい。単勝も買う。