3歳マイル王の戦いは中団からアドマイヤマーズが差し切り優勝。2歳時の朝日杯フューチャリティステークスに続き2つ目のマイルG1制覇となり改めて世代ナンバーワンのマイラーであることを示した。
母ヴィアメディチは英国産重賞馬。
母父Mediceanは日本で馴染みの薄い種牡馬だがその父Machiavellianはヴィクトワールピサの母父としてご存知の方もいるだろう。
父ダイワメジャーは種牡馬ランク上位の常連で群雄割拠のサンデー系種牡馬の中で現在そのポジションを完全に確立していると言える。
・仕上がり早で2歳戦から始動できること
・適距離マイル以下というわかりやすさ
の2点から常に一定の支持を集めることができているのである。
もちろん生産側もこのことを完全に掴んでおり、意識的に最も適した配合を行いそれを作り出すことに成功している。
父ダイワメジャーと母父Mediceanという組み合わせは本馬のみでサンプルが他にないが、母系ヘイローのクロスが父ダイワメジャー産駒にベストのスピード特化仕様に繋がっているものと思われる。
本レースを含め1600mでは未だ無敗。血統面からも本馬の主戦場がここであることに疑いの余地は無くなった。このまま次走は安田記念に進んでもらいたい。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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