阪神の牝馬Sも波乱含みだが、中山のこちらの方がさらに難しい。ちょっと冒険だが、2戦目の福島1200mで好時計勝ちしてきたスマイルトゥモローを狙った。
1分10秒0(上がり36秒2)は平凡なようだが、同じ日に福島2歳Sを圧勝し、先週の朝日杯でも伏兵人気になっていたカファボストニアンが1分09秒8(上がり36秒1)だった。その福島2歳Sで3着したローズウッドが、1分10秒2(上がり36秒5)なのだから、新馬を勝っただけとはいえ、スマイルトゥモローの時計は悪くない。とくに福島2歳Sの最後の1ハロンが12秒8だったのに対し、こちらは12秒6で脚いろは楽だった。ここは速い流れ必至、前半33秒そこそこになりそうだ。スマイルトゥモローは阪神牝馬Sの人気馬ビハインドザマスクと同じホワイトマズル産駒。同じように追って味のあるタイプに育って不思議ない。
昨年も福島帰りのテンシノキセキが勝って同じ福島組のサクセスストレインが2着したように、ここはローカル帰りでも心配ない。馬場コンディションはかなり異なるが、テンシノキセキの昨年の福島2歳Sの勝ち時計は1分12秒2だった。
京都で勝ってきたブルーリッジリバー、圧倒的なスピードを誇るサーガノヴェルがとりあえずの本線だが、タガノチャーリーズ、カロスキューマ、公営トゥインチアズなども状態は素晴らしくいい。アローキャリーはG1好走だが、そう抜けているわけではなく、ここでは横一線の中の一頭とみた。