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ジャニュアリーS

  • 2002年01月11日(金) 11時16分
 珍しく今季は順調に使えるフリーウエイハートから入る。このクラスのハンデ戦でまして短距離とあれば、ほとんどの馬にチャンスのある混戦。また、12月9日の中山アクアラインSで「32.8秒−37.3秒」という超ハイペースを作ったメンバーが主力だけに、コース変わって差し馬台頭の形になると見た。

 今季の東京ダート、少し時計がかかっている。インを通って先行するグループ有利というコンディションではない。外に出した差し馬が届く形が多い。この馬場状態も、差すフリーウエイハートに有利と見た。

 順調に使えない弱みがあって、このクラスに上がって[0-1-4-4]だが、今季は体調がいい。そろそろこのクラス脱出のチャンスだろう。7歳馬だがまだ衰えはない。

 ひと叩きしたバイオマスターの動きが変わってきた。こちらも休み休みで、6歳馬ながらキャリアはまだたった12戦だけ。それで大崩れしないのだから、パンとすれば秘める能力はNO.1はこの馬ともいえる。父は快速ダンツィヒ系で、距離、ダートともに不安なし。フリーウエイハートと互角の評価だ。

 超ハイペースで粘ったりワードアイゼン、ジーティースマイルに、まず崩れないトウショウトリガーはまず軽視できない。左回りに良績も経験もないが、軽量シンハリティア(江田照騎手)も、6キロ減のハンデなら争覇圏に入れた方がいい。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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