この東京1400mに1分22秒0のレコードを持っている5歳アッミラーレが軸だろう。
そのレコードを出した当時はたしかに走りやすい馬場で、他のレースも時計は速かったが、この馬は当時がまだデビューして6戦目の浅いキャリアで、格上がり。東京コースも初めてなら、それまで1700mの平均ペースしか経験してこなかったのでまったく不慣れなHペースだった。前半45秒5-57秒4の猛ペースを中団で追走、一気に伸びて上がり35秒9-12秒3だった。
そのあとちょっとスランプがあったが、リフレッシュ放牧で立ち直り、12月の中京戦をひとまくりで勝っている。初の芝挑戦になった中山金杯は凡走したが、それだけ体調が上がって芝へ挑戦させたくなったほどで、目下の状態は文句なし。
昨年、このレースを1分22秒1のレコードで勝ったノボトゥルーは今年は59キロ。たしかに実績は上だが、同じような東京1400mの記録を持つ2頭、アッミラーレが56キロでノボトゥルーが59キロなら、当然、軸は前者だ。
6歳牝馬ながらまだまだ衰えを見せていないゴールドティアラと、これまではダートに目立つ記録はないものの、決してダートは下手ではないトーヨーデヘアが本線。
4歳グラスエイコウオーはNHKマイルCのように、強気に飛ばしていくと、ここは単騎逃げになる可能性がある。