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根岸S

  • 2002年01月25日(金) 11時38分
 この東京1400mに1分22秒0のレコードを持っている5歳アッミラーレが軸だろう。
 そのレコードを出した当時はたしかに走りやすい馬場で、他のレースも時計は速かったが、この馬は当時がまだデビューして6戦目の浅いキャリアで、格上がり。東京コースも初めてなら、それまで1700mの平均ペースしか経験してこなかったのでまったく不慣れなHペースだった。前半45秒5-57秒4の猛ペースを中団で追走、一気に伸びて上がり35秒9-12秒3だった。
 そのあとちょっとスランプがあったが、リフレッシュ放牧で立ち直り、12月の中京戦をひとまくりで勝っている。初の芝挑戦になった中山金杯は凡走したが、それだけ体調が上がって芝へ挑戦させたくなったほどで、目下の状態は文句なし。
 昨年、このレースを1分22秒1のレコードで勝ったノボトゥルーは今年は59キロ。たしかに実績は上だが、同じような東京1400mの記録を持つ2頭、アッミラーレが56キロでノボトゥルーが59キロなら、当然、軸は前者だ。
 6歳牝馬ながらまだまだ衰えを見せていないゴールドティアラと、これまではダートに目立つ記録はないものの、決してダートは下手ではないトーヨーデヘアが本線。
 4歳グラスエイコウオーはNHKマイルCのように、強気に飛ばしていくと、ここは単騎逃げになる可能性がある。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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