桜花賞は4月12日(阪神)。もう7週後に迫っている。有力ステップは、チューリップ賞、フィリーズレビュー。このクイーンCももちろんその1つだが、なにせクイーンCを制し、桜花賞も勝ったのは、遠く76年のテイタニヤまで遡らないといない。ここで上位3着までに好走し、本番で2〜3着した馬は最近では07年カタマチボタン、06年コイウタ、02年シャイニンルビーなど。いないこともないがステップとしては関連は薄く、むしろ同じ東京の「オークス」との結びつきのほうが強い。
今年、牝馬は阪神JFを圧勝したブエナビスタが大きくリードしている。このレースには、そのJFで2着だったダノンベルベールと、3着ミクロコスモスが出てきた。
当然、その2頭が断然の人気。で、実際にダノンベルベールとミクロコスモスが1〜2着を占めるようだと、「ブエナビスタ断然、続くグループの数は少ない」そう言われてきた3歳牝馬の勢力図が、一段と鋭角のピラミッド型になりそうである。そうそう簡単な勢力図が形成されるとは思えず。また、それでは楽しさや興味も半減してしまう。
東京なら…のパールシャドウ、キャリアとしぶとさでディアジーナあたりが、前出の2頭を上回るようだといいが、中心はミクロコスモス(父ネオユニヴァース)にする。
2戦目の阪神JFでは、18頭立ての9番枠で出遅れ。[59.6-35.6秒]の流れを直線だけしかレースをさせてもらえなかったが、勝ったブエナビスタに次ぐ上がり35.2秒で3着に突っ込んだ。まだ非力に映るが、母方にはスタミナ十分の血が流れ、新馬快勝の東京は合う。そのとき1600mだったとはいえ、ハシッテホシーノには0.9秒も差をつけている。
ダノンベルベールと、パールシャドウ、ディアジーナが相手。伏兵は、公営のエイブルインレースと、キャリアのあるアンジュアイルとしたい。
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