今週はクラシックへの登竜門、シンザン記念です。
舞台は京都1600mで、スピードと持続力が求められます。
加えてこの時期の京都は10月・11月の2カ月間の開催の後、1カ月間隔を空けてすぐの開催となる為、京都競馬場の1年の中で最もタフな状態になっている時期です。
よって「スピード・持続力・パワー」の3拍子が求められる傾向が強いレースとなります。
2枠2番 ヴァルナ
福永 父エピファネイア
戦績【4戦1勝】
新種牡馬の父エピファネイアはシンボリクリスエスの最高傑作でロベルト系です。
母父ダンスインザダークと共に菊花賞を制しておりスタミナよりの配合です。
ですが、ニジンスキーで持続力を加えてヌレイエフでスピードの補完もできているので舞台適性はあります。△
6枠6番 プリンスリターン
原田和 父ストロングリターン
戦績【5戦2勝】
父ストロングリターンは安田記念を制したマイラーでした。
「ロベルト+ニジンスキーのクロス」はややスタミナよりですが持続力に富み、2017年に本レースを制したキョウヘイと同じです。
好走する血の裏付けは充分にあると言えます。〇
7枠7番 ディモールト
池添 父ヘニーヒューズ
戦績【2戦1勝】
父産駒は勝ち鞍の90%近くがダートのパワー血統。
本馬もダートの戦歴しか持たず芝での能力は未知数ですが、母系に「スピード・パワー・持続力」の3拍子を兼ね備えたダンチヒの血を内包しています。
このダンチヒの血は過去5年、毎年必ず馬券圏内に入着しています。
本馬の大駆けがあっても不思議ではないでしょう。☆
8枠9番 ルーツドール
川田 父ジャスタウェイ
戦績【1戦1勝】
父×母系ニジンスキーの組み合わせは相性が良い好配合。
この舞台に必要な「スピード」は父系にあるリファールが、「パワーと持続力」は母父ニジンスキー系がそれぞれ補完しています。
求められる能力が3拍子揃っており、絶好と言えるでしょう。◎
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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