最近、自分の印をもとに、馬単や3連単の「マニュアル買い」をしているのですが、それがようやく良い形になってきました。馬単の方は改良しなければいけない点があるのですが、3連単の方はだいぶ軌道に乗ってきた感じなので、今後はこちらに力を入れていきたいと思います。
今回はこの3連単の買い目の作り方について、パドック→返し馬でどのように組み立てるのかを書きたいと思います。
3連単のマニュアル買いは「フォーメーション馬券」で、
1着:◎○
2着:◎○▲注
3着:◎○▲注△△
という形を基本にしています。この形だと24点買いになりますね。
この形を組む際には、基本的にパドック時点で打った印をもとにしているのですが、返し馬を見てからの微調整も行います。
例えば、本命に考えていた馬が返し馬で口向きの悪さを見せたり、折り合いを欠いている様なマイナス材料を見せている時には、1着候補から2着候補に一段下げたりします。
また、逆にパドックで無印だったけど、返し馬で良く見せている馬などについては、「3着欄」で追加することもあります。1・2着欄の2頭・4頭という形は極力崩さないようにしますが、3着欄については手広く拾うようにしています。3連単は配当が跳ねるので、この様な買い方をしてもOKだと思います。
例えば先週の土曜日に行われた
葵Sの場合。パドック時点での印は、
◎9番エイシンタイガー
○12番ストロングリターン
▲17番バンガロール
注2番レディルージュ
△8番セブンサミッツ
△7番ルシュクル という印でした。
基本的な形でいくと、
1着:9・12
2着:2・9・12・17
3着:2・7・8・9・12・17 となります。
そこに以下の返し馬の評価を加えます。
買い:4・15
割引:8
「買い」に挙げた2頭(4番ワイズドリーム、15番アグネスアチュラル)は共にパドックで印を打っていなかった馬ですから、3着欄に追加。そして、割引に挙げたのは△8番ですから、買い目からは除外。
結果として出来上がった買い目が次の通りです。
1着:9・12
2着:2・9・12・17
3着:2・4・7・9・12・15・17
買い目点数の数え方は、1・2着欄を2頭・4頭で固定しているとカンタンで、3着の数から2を引いて6を掛ければOKです。
この場合、3着欄には7頭を挙げているので、買い目点数は30点となります。結果、30点で74020円の配当が的中しましたので、レース回収率は2468%となりました。
ちなみに私の馬券は急いで買っていたので、自分の新聞を見ながら、1・2着欄には◎○→◎○▲注をマークしたのですが、3着欄には印や返し馬で評価した痕跡のある馬を全てマークしたので、買い目点数が少し増えていました。また、何かおかしいと思ったら、間違えて16番もマークしていたのですね…。
ちょっとお金を無駄に使ってしまったのですが、配当が良かったのでまあ良いかという感じです。
ちなみに、その前の週に行われた
プリンシパルSでもこの方法で3連単65080円を的中させる事ができました。
3連単マニュアル買いの良いところは、強弱がつかないので、無理に勝負しにいって大金を失うリスクが無いのと、穴でも本命でも同じ金額を買うというところですね。これによって精神的なストレスを少なくする事ができ、冷静な予想を展開する事ができます。
今後はしばらくこの方法で馬券を買っていきたいと思います。
ちなみに、私のブログ(こちらから→「
古澤秀和の競馬予想ブログ」)では最終レースのパドック印を無料で公開していますので、そちらも是非ご参考下さい。
印をもとに3連単を組んでいたら、そのうち良いことがあるかも知れませんよ(笑)。
【オークスの見解】
先週の東京競馬は非常に風がきつくて、その前の週に引き続きパワータイプの台頭が目立ちました。それを考えるとブラボーデイジーとショウナンラノビアは拾っておかなければいけませんでしたね。
オークスは馬場次第ですが、あまり華奢な馬だと辛いんじゃないかと思います。それでは有力馬について、カンタンに見解を書いておきます。
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ブエナビスタ ツナギや胴が長くて、柔軟性も高い。道中も無駄な力みが無く走れるタイプなので、距離の2400mというのは、この馬にとってはむしろ良い条件。ただ、いつも華奢に見せて効率の良さと柔軟性で走る馬だが、今回は若干細く映るのは気掛かり。この辺りはパドックで要チェックだろう。
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レッドディザイア 桜花賞の時も思ったが、凄い馬体の馬だ。マンハッタンカフェの産駒はあまり成長力を感じない馬が多いが、この馬に関しては見るたびに良くなっている。距離に関しては全く問題がないし、先週の様にパワーを要求されるシチュエーションなら、ブエナとの逆転まで充分ある。
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ブロードストリート 軽いスピードを持ったタイプなので、パワーを要求されると辛い。パンパンの良馬場で、軽い馬がくるようなシチュエーションなら台頭しそう。
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ディアジーナ メンバー中、完成度の高さは一番くらいだろう。とにかくトモが凄い。パワーもスピードもあるので、どちらの馬場になっても大崩れはなさそうだ。
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ジェルミナル 硬かった馬だが、春になって柔らかくなってきた。桜花賞時よりも更に良くなっているし、距離も問題ない。人気を考えると面白そう。
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ダノンベルベール 前走時は馬場の悪いところを通った事が敗因。レースの巧い馬だし、今の馬場は合っていそう。巻き返しには注意したい。
【次走の激走候補】
サインオブゴッド(晩春S 11着)
前走時に引き続き、馬体は良く見せていた。ただ、スペシャルウィーク産駒で非力なところがあるし、今回は風がきつくてパワータイプの馬が好走しやすいシチュエーションだったので、全く良いところがなかった。軽いタイプの馬が好走する場面になれば一発あっても良い。
ダイワコルベット(古馬500万下 9着)
長期休養明けを一叩きされて、馬体の仕上がりの良さが目立っていた。今回はマイル戦で少しスピードが足りないところが見られたが、終いはしっかりと伸びていたように能力はある。勝ち鞍を挙げている2000mくらいが合いそうだし、距離延長で狙ってみたい。
ウィズインライアン(3歳500万下 13着)
ゲートでは良かったのに、何を思ったのか後方まで下げる競馬。ワンペースで走るタイプなので、あんな競馬では力を出す事ができない。トモが充実していて、馬は良くなっているし、先行するこの馬本来の形を取ればあんな事にはならないはずだ。
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