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馬単・3連単の「マニュアル買い」

  • 2009年05月18日(月) 18時00分
 最近、自分の印をもとに、馬単や3連単の「マニュアル買い」をしているのですが、それがようやく良い形になってきました。馬単の方は改良しなければいけない点があるのですが、3連単の方はだいぶ軌道に乗ってきた感じなので、今後はこちらに力を入れていきたいと思います。

 今回はこの3連単の買い目の作り方について、パドック→返し馬でどのように組み立てるのかを書きたいと思います。

 3連単のマニュアル買いは「フォーメーション馬券」で、

 1着:◎○
 2着:◎○▲注
 3着:◎○▲注△△

 という形を基本にしています。この形だと24点買いになりますね。

 この形を組む際には、基本的にパドック時点で打った印をもとにしているのですが、返し馬を見てからの微調整も行います。

 例えば、本命に考えていた馬が返し馬で口向きの悪さを見せたり、折り合いを欠いている様なマイナス材料を見せている時には、1着候補から2着候補に一段下げたりします。

 また、逆にパドックで無印だったけど、返し馬で良く見せている馬などについては、「3着欄」で追加することもあります。1・2着欄の2頭・4頭という形は極力崩さないようにしますが、3着欄については手広く拾うようにしています。3連単は配当が跳ねるので、この様な買い方をしてもOKだと思います。

 例えば先週の土曜日に行われた葵Sの場合。パドック時点での印は、

 ◎9番エイシンタイガー
 ○12番ストロングリターン
 ▲17番バンガロール
 注2番レディルージュ
 △8番セブンサミッツ
 △7番ルシュクル    という印でした。

 基本的な形でいくと、

 1着:9・12
 2着:2・9・12・17
 3着:2・7・8・9・12・17   となります。

 そこに以下の返し馬の評価を加えます。

 買い:4・15
 割引:8

 「買い」に挙げた2頭(4番ワイズドリーム、15番アグネスアチュラル)は共にパドックで印を打っていなかった馬ですから、3着欄に追加。そして、割引に挙げたのは△8番ですから、買い目からは除外。

 結果として出来上がった買い目が次の通りです。

 1着:9・12
 2着:2・9・12・17
 3着:2・4・7・9・12・15・17

 買い目点数の数え方は、1・2着欄を2頭・4頭で固定しているとカンタンで、3着の数から2を引いて6を掛ければOKです。

 この場合、3着欄には7頭を挙げているので、買い目点数は30点となります。結果、30点で74020円の配当が的中しましたので、レース回収率は2468%となりました。

 ちなみに私の馬券は急いで買っていたので、自分の新聞を見ながら、1・2着欄には◎○→◎○▲注をマークしたのですが、3着欄には印や返し馬で評価した痕跡のある馬を全てマークしたので、買い目点数が少し増えていました。また、何かおかしいと思ったら、間違えて16番もマークしていたのですね…。

 ちょっとお金を無駄に使ってしまったのですが、配当が良かったのでまあ良いかという感じです。

葵Sの的中馬券


 ちなみに、その前の週に行われたプリンシパルSでもこの方法で3連単65080円を的中させる事ができました。

プリンシパルSの的中馬券


 3連単マニュアル買いの良いところは、強弱がつかないので、無理に勝負しにいって大金を失うリスクが無いのと、穴でも本命でも同じ金額を買うというところですね。これによって精神的なストレスを少なくする事ができ、冷静な予想を展開する事ができます。

 今後はしばらくこの方法で馬券を買っていきたいと思います。

 ちなみに、私のブログ(こちらから→「古澤秀和の競馬予想ブログ」)では最終レースのパドック印を無料で公開していますので、そちらも是非ご参考下さい。

 印をもとに3連単を組んでいたら、そのうち良いことがあるかも知れませんよ(笑)。

【オークスの見解】

 先週の東京競馬は非常に風がきつくて、その前の週に引き続きパワータイプの台頭が目立ちました。それを考えるとブラボーデイジーとショウナンラノビアは拾っておかなければいけませんでしたね。

 オークスは馬場次第ですが、あまり華奢な馬だと辛いんじゃないかと思います。それでは有力馬について、カンタンに見解を書いておきます。

ブエナビスタ
 ツナギや胴が長くて、柔軟性も高い。道中も無駄な力みが無く走れるタイプなので、距離の2400mというのは、この馬にとってはむしろ良い条件。ただ、いつも華奢に見せて効率の良さと柔軟性で走る馬だが、今回は若干細く映るのは気掛かり。この辺りはパドックで要チェックだろう。

レッドディザイア
 桜花賞の時も思ったが、凄い馬体の馬だ。マンハッタンカフェの産駒はあまり成長力を感じない馬が多いが、この馬に関しては見るたびに良くなっている。距離に関しては全く問題がないし、先週の様にパワーを要求されるシチュエーションなら、ブエナとの逆転まで充分ある。

ブロードストリート
 軽いスピードを持ったタイプなので、パワーを要求されると辛い。パンパンの良馬場で、軽い馬がくるようなシチュエーションなら台頭しそう。

ディアジーナ
 メンバー中、完成度の高さは一番くらいだろう。とにかくトモが凄い。パワーもスピードもあるので、どちらの馬場になっても大崩れはなさそうだ。

ジェルミナル
 硬かった馬だが、春になって柔らかくなってきた。桜花賞時よりも更に良くなっているし、距離も問題ない。人気を考えると面白そう。

ダノンベルベール
 前走時は馬場の悪いところを通った事が敗因。レースの巧い馬だし、今の馬場は合っていそう。巻き返しには注意したい。

【次走の激走候補】

サインオブゴッド(晩春S 11着)
 前走時に引き続き、馬体は良く見せていた。ただ、スペシャルウィーク産駒で非力なところがあるし、今回は風がきつくてパワータイプの馬が好走しやすいシチュエーションだったので、全く良いところがなかった。軽いタイプの馬が好走する場面になれば一発あっても良い。

ダイワコルベット(古馬500万下 9着)
 長期休養明けを一叩きされて、馬体の仕上がりの良さが目立っていた。今回はマイル戦で少しスピードが足りないところが見られたが、終いはしっかりと伸びていたように能力はある。勝ち鞍を挙げている2000mくらいが合いそうだし、距離延長で狙ってみたい。

ウィズインライアン(3歳500万下 13着)
 ゲートでは良かったのに、何を思ったのか後方まで下げる競馬。ワンペースで走るタイプなので、あんな競馬では力を出す事ができない。トモが充実していて、馬は良くなっているし、先行するこの馬本来の形を取ればあんな事にはならないはずだ。



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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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