オークスは
レッドディザイアを頭につけた馬券を本線に買っていたので、結局押さえの馬連・3連単の的中のみで、ほとんど儲からない結果でした。逆目だったら結構いっていただけに、あのハナ差は悔やまれます。
他にも
土曜日の東京2Rで3連単5万7700円を取ったものの、2・3着がハナ差で逆目なら10万1760円。ハナ差の戦いに勝負弱い一週間でした。
ただ、他にも僅差で当たらなかった馬券が結構あったので、もう少し微調整すれば、良い馬券を引けるんじゃないかと思っています。今週はダービーですし、そのあたりをうまく調整できればと思います。
さて、ダービーの傾向ですが、基本的には力通りの決着になるのですが、穴をあけるとしたらいつも先行馬ですね。昨年のスマイルジャック、一昨年のアサクサキングスなどがそれに当たります。今年も何頭かそれっぽい馬が出走しそうですし、このあたりには十分警戒をする必要があるでしょう。
では、ダービーに出走予定の馬のうち、有力な馬についてその特徴を書いておきたいと思います。
※順番は50音順です。
アイアンルック 前走はまだ中の脂肪が抜け切っていないという感じでしたし、大型の差し馬でマイルの内目の枠というのも条件的には厳しかったと思います。今回は距離延長が懸念されますが、そこは問題ないと思います。むしろユッタリと競馬ができるぶん良いのでは。
アプレザンレーヴ シンボリクリスエス産駒にしては無駄肉があまりないのが特徴で、それが終いの切れにつながっています。距離的にはメンバーでも一番適性があるくらいですし、マイラー系の多い今年ならチャンスは十分あります。
アンライバルド この馬の良いところは類稀なる柔軟性と造りの軽さ。特に脚が細くて非常に軽くなっています。肩の造りからストライドが若干伸び切らず、回転の速いピッチ気味の走法になりがちですが、そのぶん一瞬の加速には凄まじいものがあります。それがいつも4角から直線入り口で見られる、ワープしていると錯覚する捲りにつながっているわけです。
今回のダービーに臨むに当たっての若干の不安点は、距離と長い直線です。溜め切って追い込むという感じではないので、あまりイメージが沸かないというのが正直に思うところです。能力的には抜けているとさえ思うところはあるので、脚の使いどころが一番の鍵になりそうですね。
シェーンヴァルト 腰がまだパンとしていなかったせいか、歩き方が不安定であまり良く見せない馬ですが、今回は、写真に映る立ち姿を見る限りはだいぶ良くなっている印象です。コースも合いますし、3着くらいまでなら食い込めてもおかしくはありません。
ジョーカプチーノ ツナギにも長さはありますし、曲飛節で距離は何とかこなせそうな印象はあります。先述したとおり、先行馬がある程度有利なレースではあるので、人気があまりないようなら穴で一考する必要があるでしょう。
セイウンワンダー 元々相当のスケール感のあった馬ですが、一時の形崩れによるスランプを乗り越えて、ここにきてグンと良くなってきました。骨や筋肉はがっちりとしていますが、ツナギが長くて柔軟なので、絞り込んだ今なら距離は十分持つと思います。皐月賞は後方からの競馬になりましたが、切れ味で勝負するときついので、理想はある程度の位置で流れに乗れることでしょう。
トライアンフマーチ 現状の完成度はまだ低いですが、使うごとにシルエットがハッキリしてきて、良くなっています。体型的に距離も持ちますし、現状の完成度でどこまでやれるか注目したいところです。
ブレイクランアウト 前走時は張りに欠ける馬体でしたが、今期は筋肉にグンとメリハリが出て良くなってきました。ちょっと行きたがる面のある馬ですが、折り合えば距離は何とかこなせそうですし、末脚の切れも通用するだけのものは持っています。
リーチザクラウン 体に関しては無駄な脂肪が取れて良くなっていますし、距離もむしろもっとあっても良いくらいの造りです。要は折り合って気分良く進められるかだけでしょう。
ロジユニヴァース 前走は小回りで内枠、いきなりの多頭数と、精神的に負担が掛かる条件だったことが惨敗につながったのではないかと思います。体の造りを見ると府中の2400mというのはこの馬にとってベストと言っても過言ではない条件ですし、中間の調整次第では巻き返す余地は十分にあります。
リーチ、ロジの2頭に関しては、皐月賞の惨敗にタイプ的は違うのですがアサクサキングスと同じようなものを感じます。このあたりの巻き返しについては中間の調教などを見て判断したいと思います。
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