血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週は春のマイル王決定戦、安田記念が行われます。
□Nureyev≒Sadler’s Wells
・ヌレイエフは父ノーザンダンサー×母Special
・サドラーズウェルズは父ノーザンダンサー×母母Special
ということでこの2頭は3/4同血という間柄。
過去5年でこの血をもつ馬は毎年馬券圏内に入着しており、実に9回を数えます。
本レースにおいて相当に相性が良い血ですね。
尚、現役最強馬アーモンドアイはヌレイエフのクロスを持ち血統的にも本レース好走条件を満たしていますが、ここでは割愛します。
(勝ったらどうせ回顧記事で書くし!)
インディチャンプ 福永
父ステイゴールド
半弟アウィルアウェイ(父ジャスタウェイ)はシルクロードS(G3)勝ち馬。
祖母トキオリアリティーはリアルインパクト(安田記念(G1)、ジョージライダーS(海外G1))、ネオリアリズム(クイーンエリザベス?世カップ(海外G1))を輩出した名繁殖。
父ステイゴールド×母父キングカメハメハの組み合わせはG1勝ち馬である本馬が代表格。
他にステイフーリッシュ(京都記念(G2))も輩出しており好相性の配合。
昨年の春秋統一マイル王として、今年も最強牝馬アーモンドアイに立ちはだかる。
ダノンスマッシュ 三浦
父ロードカナロア
母母Hollywood WildcatはBCディスタフ、ハリウッドオークス、ゲイムリーHといったダート9FのG1を3勝した名牝。
現役引退後に繁殖として日本に輸入された。
父ロードカナロアの短距離適性を引き出すには母系にDanzigとRobertoを持ってくることが効果的。
この組み合わせはデビューから3連勝で京王杯2歳S(G2)を制したファンタジストも同じ。
このように血統配合的にも1200〜1400mがベストと言えるが、前走のように逃げて粘れる展開になれば面白い。
ということで今週は血統的にこの舞台が合いそうな2頭を取り上げました。
このままアーモンドアイが前馬未到のG1・8勝目を手にして新記録を樹立するのか。
阻止する馬が現れるのか?!
目が離せません!
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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