スマートフォン版へ

netkeiba

みんなの投稿コラム

【今週のデビュー馬】スターリングワース

  • 2020年06月12日(金) 17時18分
  • 3


血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今週は新種牡馬ミッキーアイルの産駒を取り上げます。


スターリングワース 父ミッキーアイル
6/13 東京5レースデビュー予定

父ミッキーアイルは現役時20戦8勝。
主な勝鞍はNHKマイルCとマイルチャンピオンシップ。
父ディープインパクト×母父系デインヒルの組み合わせで、父のマイラー仕様配合。
種牡馬として、今年のデビュー馬が初年度産駒となる。

母スターシップトラッフルズはアメリカ産馬で、現役時27戦14勝。
主な勝鞍はプリンセスルーニーH(アメリカG1・ダート1200m)
繁殖としては半兄(父Tapit)が初仔。
デビューは遅れたが初戦で勝ち上がっており、日本適性を持った繁殖馬である可能性が高い。
血統背景は父Ghostzapper(〜Deputy Minister〜Vice Regent〜ノーザンダンサー系)×母父Not For Love(Mr.Prospector〜ネイティヴダンサー系)の組み合わせ。

ミッキーアイルはこの世代が初年度産駒となるため、まだ傾向が出ていない。
そういう時はまず、父の成功パターンをトレースすることが肝要。
父ディープインパクトはマカヒキ(日本ダービー)やショウナンパンドラ(ジャパンカップ、秋華賞)を輩出しているようにDeputy Minister系との相性が良好だった。
その中で母父Ghostzapper(父父がDeputy Minister)との組み合わせはデビュー済み3頭とサンプル数こそ少ないが、3頭全てが勝ち上がっており、且つその3頭ともが複数勝ちを収めている。
これはGhostzapperがDeputy Minister系であることに加え、Blushing Groomを持つことも大きい。
Blushing Groomの血は父ディープインパクトとの配合において、先述したマカヒキやミッキークイーン(オークス、秋華賞)と言った活躍馬の多くに見られる。


このようにミッキーアイルの父ディープインパクトの成功配合形を孫の代に綺麗にトレースした形をとっている本馬なので、走ってくる確率はかなり高いとみています。

争いが激化するディープインパクトの後継種牡馬争いにも注目ですね!

YRA
YRA
2 33 32

@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。

YRA の過去の投稿コラム(185件)

みんなの投稿コラムは、netkeibaユーザーの皆様が作成したコラムです。

あなたも、投稿してみませんか?

コラムを投稿する

新着投稿コラム

投稿コラム アクセスランキング

投稿コラム 注目数ランキング