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パトロールビデオのチェックポイント

  • 2009年06月29日(月) 17時00分
 宝塚記念はパドックを見て良くできていたインティライミを狙いましたが、結果は12着と惨敗。3コーナーで進出していった時は勝ったかと思いましたが、4コーナー手前で後ろの集団に取り付かれてしまいました。

 何であんなに急に取り付かれたのかと思ってパトロールビデオを見ると、3・4コーナー中間でノメって、躓いていました。良い感じで進んでいただけにあれはきつかったですね。

 もう1頭期待していたアルナスラインも直線で完全に前が詰まって追う事ができず6着。これに関しては普通のレース映像でも良く分かりましたね。

 他にもマイネルキッツが詰まっていましたし、力を出し切れなかった馬が結構多かったレースだと思います。

 これらの不利に関する情報は、先ほども挙げたパトロールビデオの確認が必須です。グリーンチャンネルに加入している人は火曜日に放送しているので是非見て欲しいと思います。加入していない方は競馬場で何箇所か放映しているところがあるので、そこでリアルタイムに確認してもらえればと思います。

 パトロールビデオを見ることで、先ほど話に出した不利に関する情報、また馬場の良いところ・悪いところを見分けるのに大きく役に立ちます。

 道中や直線の不利に関する情報は、トラックマンの方も敏感なので予想に反映されやすく、あまりおいしいものがないかも知れませんが、後者の馬場の良いところ・悪いところを見分けて、伸びないところを枠順などの都合で通らされたような馬に関してはチェックしておいた方が良いでしょう。

 先週の場合は、芝・ダート共に極端な前残り・内伸び馬場だったので、外枠を引いてずっと外を通らされた馬や、後方からの競馬で伸びてはいるけど外を通ったぶん着順が悪かった馬などをピックアップし、外が伸びる馬場状態になった時に狙うと良いでしょう。

 特にこれから夏のローカルが始まり、馬場状態の変遷は非常に重要な予想ファクターになってきますので、必ずチェックするようにしましょう。

 競馬総合チャンネルの「次走の激走候補」についても、これらを反映したものを出していきたいと思います。



競馬総合チャンネルでは、毎週火曜日に先週のレースから次走注目馬を挙げる「現場発・激走馬リスト」、毎週金曜日に週末の馬券的注目馬を挙げる「現場主義者の狙い馬」を掲載中!

古澤秀和氏の活動、理論の詳細などは「古澤秀和の競馬予想」へ

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

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