例年、夏の小倉芝コースは時計が速くなるのですが、今年は特にその傾向が強く、1日目の3歳未勝利で1分07秒4という破格の時計が出たかと思うと、更に8R・500万下特別で1分06秒9とありえないくらいのタイムが出現しました。これらの勝ち馬はそれぞれ、それ程強い馬ではありませんし、今後のレースで持ち時計による過大評価にならないように気をつけましょう。
それにしてもこんな馬場で重賞とかやったら、1200mなら1分05秒台くらい出そうですね(汗)。
このような異常に軽い馬場においては、やはりスピードがモノを言います。土日を通して骨太のパワータイプは全滅、スピードタイプの馬ばかりが上位を占めました。スピードタイプの見分け方についてですが、基本的には「骨が軽い」ということが重要です。脚を見て骨が細くてツナギが柔らかい馬を選びましょう。
あと、返し馬が重要で、ここでスピード感がないと好走する事はできません。後肢の蹴りを見てダラっとしていると駄目、鋭く蹴れていればOKです。特に中距離では、折り合いが付いた上でこの動きができていると好走する可能性が高いです。
日曜日の最終レースを勝った
サバースなんかはこれらの条件を完璧にクリアしていて、かなりの確率で勝てるという自信を持って馬券を買うことができました。あとこのレースは消しの方の発想で、パワータイプだった単勝オッズ1倍台のサワノパンサーの評価を下げる事ができたのも大きいですね。
ダートはこちらも質が軽めで、比較的軽いタイプの馬が好走していました。さすがにダートなので芝ほどこの傾向は極端ではありませんが、基本的には軽い馬を狙うという方向性でOKです。
あと、基本的なことですが小回りなので先行・内枠が有利です。
日曜5Rの
ベルファムや、同じく
日曜9Rの
タートルベイはこの発想で拾う事ができました。タートルベイは躓いてしまって全く想定外の戦い方になりましたが…。
ここから当分の間は芝・ダート共にこの傾向が続きそうですし、この視点をマスターしてドンドン儲けてもらえればと思います。
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