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いち早く適性をつかむための準備

  • 2009年08月17日(月) 16時00分
 適性を中心に競馬予想をする際には、その場に求められていることが何なのかをいち早く知ることが必要です。その為にはその日の傾向を見るだけではなくて様々な準備をしておく必要があります。

 例えば芝の状態を予測する際には、基本的には前の週、日曜日なら前日土曜日の馬場状態を参考にします。その日によって馬場状態はある程度変わりますが、軽いか重いかなどの大筋については変わりません。あと、JRAのホームページにある「馬場情報」の芝丈はチェックしておいた方が良いでしょう。

 芝の種類が洋芝か野芝、オーバーシードなのか、その芝丈がそれぞれ何センチなのかを知っておくことで、コースごとの傾向と合わせて、大体の時計や馬場の重さを予測することができます。今だったら、小倉・新潟が野芝で軽い馬場状態、札幌が洋芝で力の要る馬場状態ですね。

 これらをベースとして当日の馬場状態を予測するわけですが、これに加えて馬場の荒れている場所や天気、転圧の有無も重要な要素になります。

 先週の小倉は、JRAホームページの馬場情報内にある「中間情報」の作業内容に「ローラーを用いてコース内側の不陸を整正しました」とのコメント。基本的なことですが、ローラーを掛けると地盤が固まるので掛けた所の時計が速くなります。要するにそこを通ると有利になるわけです。

 通常、土曜日にローラーが掛かった内目が有利で、日曜日にはまた外の方が有利になる傾向があるのですが、先週の場合は土曜日に雨が降っていて、皆が内目を避けていたので、雨が上がって馬場が更に固まった日曜日は内しか伸びない状態になっていました。

 このように、発表されている情報をきちんと収集して把握しておくことで、ある程度当日の馬場状態に対するイメージを持つことができ、それと実際のレースの傾向を照らし合わせれば、いち早く馬場状態を正確につかむことができ、大きく勝利に近付く事ができるでしょう。

 あと、今週から小倉競馬場の芝コースはBコースになりますので、その辺りも大きくレースに影響してきます。昨年の傾向を見ていると、土曜日の最初は転圧効果で前目での決着になっていましたが、土曜日の後半から徐々に差し馬が混じるようになってきて、日曜日は差し馬が活躍していました。

 この辺り、伸びている部分をちゃんと見て、傾向をつかみきることでいい馬券を簡単にゲットできるシーンが訪れると思いますので、是非注目してみて下さい。いち早く傾向を見つければ、それだけいい馬券を獲るチャンスが広がりますよ。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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