血統調査員のＹＲＡです。
「血統表は競走馬の設計図！」ということで。

今週はハーツクライ産駒です。

ボスコ　父ハーツクライ
9/13中京５レースデビュー予定
父ハーツクライは現役時代、国内外で１９戦５勝。
主な勝ち鞍はドバイシーマクラシックと有馬記念。
有馬記念で無敗の３冠馬ディープインパクトに土をつけた唯一の日本馬である。
２０１９年の種牡馬ランクは第２位。

母ミスセレンディピティはアルゼンチン産馬。現役時２７戦７勝。
主な勝鞍はゲイムリーＳ（アメリカG1・芝９F）
現役引退後、日本に輸入され繁殖牝馬となった。
繁殖としてデビュー済み産駒は２頭。
ともにキングカメハメハとの交配で勝ち上がりは１頭。繁殖力は未知数。
血統背景は父Not For Sale（〜Grey Sovereign〜ナスルーラ系）と母父Candy Stripes（〜Blushing Groom〜ナスルーラ系）の組み合わせ。


母父Not For Saleはディープインパクトとの組み合わせで、阪神JF（G1）を制したダノンファンタジーや今年の皐月賞で５着に入着したサトノフラッグ（弥生賞（G2））を出している。

ディープインパクトとハーツクライは「Unbridled」や「Storm Cat」のように同じ血と相性が良い場合が多い。
事実、このNot For Saleもハーツクライとの組み合わせでこれまで５頭おり、そのうち４頭が勝ち上がっている。（ちなみに未勝利の１頭もその後地方で勝ち上がり）
サンプル数は少ないが、「父ディープインパクトで成功するパターンは父ハーツクライでも成功する」パターンに当てはまっており、確実に勝ち上がってきそうな配合と言えそうだ。