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1700mからの変わり身に注意!

  • 2009年09月07日(月) 17時00分
 先週で小倉開催も終了しました。

 小倉開催が始まる前にこのコラムで書いたのですが(→7月6日更新分)、当時は阪神→小倉という条件替わりだったので、1400mを使われた馬のうち、1700mに行って良いタイプと、1000mに行って良いタイプについて、分類と分類の仕方を解説しました。その時挙げた馬は次の通りです。

◆1000m
 サウンドアクシス
 ジョーシンドバッド

◆1700m
 メイショウヨシムネ
 カツヨグラッチェ
 トウショウデザイア

※7月4日阪神4Rに出走していた馬を分類しました。

 これらについて、まずサウンドアクシスは一度ダート1700mに使われて惨敗しましたが、前走で待望のダート1000mに出走。目の覚めるような末脚で快勝しました。ジョーシンドバッドは1700mに使われて好走はしましたが、1000mには使われませんでした。

 1700m組ではメイショウヨシムネトウショウデザイアが出走。メイショウヨシムネは勝ち切れはしませんでしたが、9番人気で3着に好走し、穴を開けていました。トウショウデザイアは1700mに出走して、連続で好走しています。

 中央での出走がなかったカツヨグラッチェはさりげなく門別で距離短縮された1200m戦に出走しキッチリと勝ち上がっていました。

 これらの成績を見ると、基本的に方向性は合っていたと思います。

 そして今回は小倉が終了するので、今度は逆バージョンを考えたいと思います。小倉→阪神のコース替わりで、距離的な面から適性が分かれそうなのがダート1700mに使われていた馬たちです。これについては1700m→1200m・1400m、1800m・2000mというのが一番多くあるパターンでしょう。

 これらの分け方についても基本的にツナギを見れば良いでしょう。小倉に条件が替わる際には、「1000m=短い、1700m=長い」という分け方をしましたが、今回は「長い=1800m、2000m」、「短い=1200m、1400m」という分類で単純に考えて良いと思います。

 例えば、先に挙げたメイショウヨシムネは、1000mよりも1700m寄りでしたが、1700mを基準に考えると1800mよりも1400m寄りです。

 このように、1700mを基準点としてツナギなどを見て距離適性を判断すると、結構簡単に良い馬券が取れることが多いでしょう。文末に最近出走した馬の中で、特に傾向が顕著に出そうな馬を何頭かピックアップしていますので、是非参考にしてもらえればと思います。

サーユウジーン→1800m、2000m
ミステリーゲスト→1400m
レジアス→1400m
ファイナルパンチ→1400m
ウインステルス→1800m
テイエムカイブツ→1400m
タートルベイ→1800m、2000m
ウインカーディナル→1800m、2000m
メイショウサライ→1400m
タガノサイクロン→1400m

 これらは、一応直近の馬体を見た上で期待込みで挙げている馬ですので、条件が合えば近走中に好走してくれると思います。適性条件に出走してきた際には見逃すことなく狙い撃ってもらえればと思います。



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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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