スマートフォン版へ

開幕週から差し有利の馬場

  • 2009年09月14日(月) 18時00分
 先週から秋競馬が始まり、舞台が東は中山、西は阪神へと変わりました。

 今年の阪神競馬は芝の生育が悪かったようで、開幕週からいきなり差しがバシバシ決まる馬場でした。このような馬場においてはある程度出馬表の段階で狙い馬を絞ることができます。ポイントは「小倉で差し損ねた馬」になります。
 
 例えば、日曜阪神1Rの2着スターリークルーズ阪神2Rの2着フォースフルバイオ阪神7R3着のホークウィンザー、あとはセントウルSで人気薄にもかかわらず3着に好走したコスモベルあたりがそれに当たります。

的中馬券


 これらの馬は、小倉で4角10番手辺りから、勝ち馬まで0.7秒前後まで詰めた戦歴を持っています。前回の小倉開催は荒れ馬場にもかかわらず前が有利な傾向があったので、そこで差し届かなかった馬が、生育の悪い芝と長くなった直線、最後の坂で届いているということでしょう。

 また、これらの馬にはもうひとつ共通点があります。それは馬体重が軽いということです。先週は全体的に馬体重の軽い馬の好走が目立ちました。特に内回りではその傾向が強かったですね。切れ味を要求される馬場なので、骨格が軽い馬が有利だったということでしょう。軽い骨格で手先も軽く、関節が柔らかい馬が狙い目となります。

 あとは血統でも偏りがありました。全体的にサンデーサイレンス系の好走が目立ち、他ではタニノギムレット産駒やジャングルポケット産駒の活躍が目立ちました。

 これらの条件を満たしている馬は結構いて、それらは前走で中途半端な着順になっていることが多いので、人気薄になる傾向があります。馬券的にもおいしいと思いますので、来週もこの傾向が残っているようならこの開催はかなりおいしい開催になりそうです。


競馬総合チャンネルでは、毎週火曜日に先週のレースから次走注目馬を挙げる「現場発・激走馬リスト」、毎週金曜日に週末の馬券的注目馬を挙げる「現場主義者の狙い馬」を掲載中!

「DIデータ解析班」が活躍中!週末の予想は馬券総合倶楽部で!

古澤秀和氏の活動、理論の詳細などは「古澤秀和の競馬予想」へ

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング