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菊花賞?

  • 2009年09月28日(月) 17時00分
 先週は菊花賞トライアルの神戸新聞杯が行われました。菊花賞の最重要トライアルですから、当然菊花賞に直結するような内容を期待していたわけですが、パドックとレースを見た感想は、あまり菊花賞が楽しみじゃなくなったというところです。

 リーチザクラウンが叩いて辛うじて変わってくるかなというところはありますが、他に関しては何とも言えません。別路線組で面白い馬もいなければ、長距離戦としてはかなりレベルの低いレースになりそうな印象を受けます。

・1着 イコピコ
 気配が目立ちました。それに今回は内枠が有利な馬場状態で、それを生かすような好騎乗も結果に大きく影響していると思います。良い瞬発力を見せたように、馬は決して弱くはありませんが、体型的にあまり距離が延びるとどうかなというところもあります。ただ、折り合いに難のある馬が多い今年のメンバーならチャンスはありそうです。

・2着 リーチザクラウン
 デビュー時から言っている様に、体型的にはこの馬が一番菊花賞に向いているでしょう。血統の裏付けもありますしね。また、阪神コースよりも京都コースの方が断然合っています。課題は折り合いですが、ハナを切れば行きたがるところもないので、やはりこの面子では一番条件が合いそうです。

・3着 セイウンワンダー
 パワータイプで骨格もごついので、あまり長い距離は向いていません。ただ、明らかな太め残りでそこそこ走ったことには能力的評価はできるでしょう。ベストは2000mくらいなので、無理して使う必要もないと思いますが…。

・4着 アンライバルド
 爆発力のある体のつくりですが、折り合いと完歩の狭い走りが長めの距離での課題になります。毛ヅヤも冴えなかったように体調もあまり良くはなかったので、次走は落ち着き次第でしょう。ただ、条件的にはあまり合っていません。

・5着 トップカミング
 休み明けでも良く仕上がっていました。無駄のない体つきですし、控えれば距離も持ちそう。一発あるならこれかもしれません。

・9着 アプレザンレーヴ
 明らかに太かったので、今回は度外視できるでしょう。距離はこなせそうですし、本番での巻き返しは警戒が必要でしょう。

・11着 アントニオバローズ
 まだ内面の脂肪が取りきれていない感じでした。それでももう少し格好はつけそうなものですが。巻き返しの警戒は必要です。

 以上が神戸新聞杯出走馬の菊花賞への展望です。

 今週からはいよいよGIレースが始まります。ホームページでもGI限定会員の募集なども行う予定ですので、是非のぞいて見て下さい。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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