ずっとスランプのようにみえるが、5歳の今春、デキは素晴らしく良くなっているイーグルカフェを狙う。控えめでも軽快に動くため前走は調整の失敗。明らかに太かった。
今回はビシビシ追っての直前輸送。470キロ前後に絞れるだろう。出負けしてまったくリズムに乗れなかった秋のG1マイルCSでも、先行残りの流れを0.6秒差。まともなスタートなら差はほとんどなかったはずだ。
まだ不振時の昨秋、負けたとはいえ1600mを1分32秒3で乗り切っているから、決してスピードがないわけではない。追い出してあと一歩甘い馬が多いだけに、デムーロ騎手へのチェンジもプラスと出そうだ。追い切りに乗って追って味のあることは分かっている。
この上の全兄ハセノガルチも早熟のようにみえたが、古馬になって再び良化し、公営で快走している。たしかに長いスランプを続けているが、たとえば本当の底力を試された昨秋のクロフネの勝った武蔵野S。59キロを背負いながら1分34秒7で乗り切っている。早熟タイプではとても乗り切れない時計だ。
相手本線は59キロでもきっちり仕上がっているダイタクリーヴァ。ほかの距離では追って甘いが、こと1600m[4-3-1-1]ならまず凡走はない。充実示すミレニアムバイオがこれに続くが、穴馬には本当はこの距離の方が合っている可能性をもつミッキーダンスを押さえておきたい。