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「短足」が良く走る馬場

  • 2009年10月12日(月) 17時00分
 先週から京都競馬が開幕しました。京都在住の私としては待ち望んでいた開催なのですが、レース結果の傾向は想像していたのとは結構違うものでした。

 芝コースは、開幕週であるにもかかわらず、最内を通った馬のアドバンテージが少なくて、真ん中より少し内くらいが伸びる傾向にありました。上位に絡んでいた馬番を見ても、外目の枠の好走が目立ちました。開幕週だけに内が圧倒的に有利だろうと思っていたので、これには最初戸惑いましたが、徐々に対応することができました。

 好走する馬体のタイプとしては、基本的には軽い造りと考えて良いでしょう。ただ、好走血統を見ると、キングカメハメハなどのミスプロ系がそこそこ走っており、あまり非力過ぎる馬も良くないのではないかと思います。馬体重を見ても中くらいの馬が良く走っていますし、馬格がある程度ありながら脚などの骨が細い造りになっている馬が良いでしょう。

 ダートの方は、「短足」がよく走ります。

 1200m戦なんかは特にその傾向が強くて、脚が長い馬で好走した馬は一頭もいませんでした。これに早い段階で気付いていれば、日曜1Rの800万馬券も夢ではなかったような…(ちなみにこのレースは1・2着は拾っていました)。

 1400mも同じような傾向で、脚が短くてトモがパンとした先行できる造りの馬が好走することが多かったと思います。

 1800m・1900mに関しては、距離的なものもあって、ある程度は脚の長さが要りますが、それでもあまり長いと良くない感じです。あと、この距離に関しては特に前残り傾向が強い印象があります。

 来週からも芝・ダート共にこれらの傾向は続きそうですし、どこかで良い馬券が取れんるんじゃないかと思います。

★写真の馬券はダート1400mの新馬戦のもの。内枠で脚が短くてトモがパンとしたアイアムルビーが先手を取ると、直線に入っても更に突き放して好時計で快勝。

的中馬券



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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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