日曜の京都のアンタレスSは賞金不足だったため、こちらに回ってきたカネツフルーヴの逃げがポイント。スローに落として良さの生きる馬ではなく、気分良く自分でポンポン飛ばさないとモロい。乗り方も難しいが、全体のペースも速くなりそうだ。
この距離だと渋いスタミナを発揮するトニーボスから入る。このクラス突破の切れ味がなくずっと善戦止まりにとどまっているものの、きわめてタフなタイプ。スタミナの生きる厳しいレースになれば、フルにしぶとさ発揮だろう。ふつうはスローになる距離だが、力の競馬に持ち込みたいトニーボスにとり、カネツフルーヴが引っ張ってくれそうな展開は望むところだ。長丁場の後藤騎手は勝負どころで一気にスパートすることがあるが、おそらく、詰めの甘いトニーボスはそういう乗り方が合っているはずだ。
この距離2戦2勝のタヤスエトワールと、スピード上位のカネツフルーヴが本線だが、力の競馬になるとみれば、上がり馬コスモリバーサル、さらにはゲイリーエクシードもそう差はない。
まったく格は下だが、スタミナ型として成長の可能性があるロードセレナードまで手を広げておきたい。