ほとんどの馬が初めての2400m。また初コースの馬も多い。中でシンボリクリスエスは東京2400mをすでに経験している強みが大きい。デビュー当時は前半モタモタして置かれる形が多かったが、前走は初めてスッーと先行できた。多少かかり気味にもみえたが、上がり11.8−11.6−11.3秒(34.7秒)をほとんど馬なりに近い形でマークしている。
外国産馬とあって、前走までは必ずしもダービーを視野に入れたようなローテーションではなかったが、あえて藤沢和厩舎はボールドブライアン、ヤマノブリザードと今回は3頭出し。外国産馬のため、ここは勝つか、2着しないとダービー出走は無理だが、武豊騎手を配してきた。ダービー出走(挑戦)の期待が出てきたからだろう。
あまり良くみせないタイプで、控えた追い切りも平凡だったが、もう体はできている。5戦のキャリアが強みとなりそうだ。
魅力のある馬はいっぱいいるが、期待の良血馬チョウカイフライトもここへきてようやく良くなってきた。非力な一面があり、また行き足のつくタイプではないから伸び悩んでいたが、この距離でスローなら前走のように早めにも行ける。母もこの時期に急激に良くなってオークスを制している。東京2400mはおそらくベストだろう。
ボールドブライアン、アグネスプラネットなど注目馬が多いが、ダディーズドリームもこの距離は合いそうだ。