血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週はG? 2勝馬の全妹を取り上げます。
ルナベイル 父ハーツクライ
12/27 中山5レースデビュー予定
父ハーツクライは現役時代、国内外で19戦5勝。
主な勝ち鞍はドバイシーマクラシックと有馬記念。
有馬記念で無敗の3冠馬ディープインパクトに土をつけた唯一の日本馬である。
2019年の種牡馬ランクは第2位。
母ピラミマは現役時未勝利。
その母キャリアコレクションはアメリカのダート短距の重賞馬である。
血統背景は父Unbridled’s Songと母父ナスルーラ系の組み合わせ。
繁殖としては、同馬と同じハーツクライとの配合でスワーヴリチャード(ジャパンカップ(G1)、大阪杯(G1))を輩出している。
その他産駒も中央で全て勝ち上がっている。
様々な配合相手と結果を残しているので繫殖力はかなり高い。
父ハーツクライと母父Unbridled’s Songの組み合わせの代表格は全兄スワーヴリチャードとなる。
他にもアダムバローズ(若駒S(OP))を始め複数勝ちの馬を輩出しており、勝ち上がり率もかなり高い。
父の成功配合の1つに数えられる。
また本馬の持つ「Bold Reasoning」や「Never Bend」の血は父と相性が良く、コーフィールドカップ(オーストラリアG1)を勝ったアドマイヤラクティ(Bold Reasoning)やオークスを勝ったヌーヴォレコルト(Never Bend)、エリザベス女王杯を勝ったリスグラシュー(Never Bend)、さらにターフクラシック(アメリカG1)を勝ったヨシダ(Bold Reasoning)とG1馬を5頭も輩出しており、父の配合において意識しておきたいポイントである。
繁殖力の高い母産駒&G1配合ということでこの馬にかかる期待も大きいです。
遅めのデビューとなりましたが、ここからクラシックに乗れる血統的資格は充分。
期待したいです。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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