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ポール・ニューマンを真似て

  • 2009年12月08日(火) 23時50分
 もう師走、なんとか自他共に笑顔で、幸せな気分になって新しい年を迎えたいと思う。

 ならば、どうしたらいいか。競馬なら勝つことが第一だが、そんな虫のいい簡単な話ではなく、ちょっと考えてみた。

 昔見た映画、ポール・ニューマンの「ハスラー」の中で、今でも心に残っているシーンがあった。決め手となる球を突く直前、主人公が台を離れ、洗面所で手を洗ってからプレイに取りかかるのだ。これで勝利をつかむのだが、若い頃だったので、この時のポール・ニューマンを真似て、マージャンの途中、席を立ってよく洗面所で手を洗ったことがあった。それが勝ちにつながったのかどうかは定かではないが、とにかくやってみて、それで気分が一新したのは事実だった。

 なにか気分のよくなることをやってみる、それが肝心ということで、年の瀬、とりあえずは掃除をしてみるということではないか。

 年末の掃除、どの家でもやることなのだが、それを率先してやってみる。それなのだ。

 掃除は、自分の身も心も清浄にするし、自分自身だけでなく、周りの人をも清浄にしてくれる。そして、自他共に清らかになるということは、神仏も喜んでくれるのでそれ自体が供養になるということであり、それによって心がふくよかになって笑顔になるのだ。さらに、それによって幸運がやってくるというのだ。どうだろう、掃除することでこんなにも功徳があるのだから、やらない手はないではないか。

 自分も他の人をも清浄にするというところがポイントで、これによってみんなが笑顔になることで幸せな心に包まれる、笑顔のあるところには幸運が訪れるから、競馬でもかくありたいとなる。結果はともかくも、幸せな気分にはなれそうだ。みんなが共にということが大切で、そのためにも、身の回りを整えてみてはどうだろう。新年を迎える準備が、大きな功徳を生むを体験してみたいと思う。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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