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穴馬発見法

  • 2009年12月14日(月) 18時02分
 現在、私の個人サイトでは「古澤秀和の穴馬10頭」というコンテンツを配信しているのですが、これがなかなか好評を頂いております。これは毎開催日穴馬を10頭挙げるものなのですが、先週も、

【土曜日】
阪神1R トシザマキ 3番人気3着
阪神3R シルクアーネスト 3番人気3着
阪神6R プリムール 9番人気2着

【日曜日】
阪神2R オースミカイエン 5番人気1着

などが好走してくれました。前予想段階で出していますので、トシザマキ、シルクアーネストは予想以上に人気になっていましたが、プリムール、オースミカイエンはいい配当が付きました。今回はこの穴馬の発見方法について書きたいと思います。

 穴馬を探る上では、下記のような要素を調べます。

【適性に関するもの】

◆馬場(芝・ダートや質的なもの)
→軽い芝、力の要る芝など

◆馬場(伸びどころ)
→外伸び、内有利

◆道悪
→重馬場など

◆コース(外回り・内回り)

◆距離

◆鞍上
→単純な巧い下手や脚質適性、減量など

◆ペース
→ハイペース、スローペース、逃げ馬への圧など

◆枠順
→内枠、外枠など、脚質と照らし合わせて

【状態に関するもの】

◆仕上げ
→太さ、張りなど

◆気配
→入れ込みなど

【レースに起因するもの】

◆不利(アクシデント)

◆不利(詰まるなど)

◆脚質の不利
→ハイペースでの逃げ馬、スローペースで差し損ねた差し馬など


 他にもいろいろと要素はあるでしょうが、今回はこれだけにしておきます。これらの要素について、基本的には「前回から今回への変化」を中心に探ります。

 例えば距離の場合、前走から今走に掛けて大幅な距離短縮があったとします。それについて、馬体を見ていればその距離変更がプラスに働くのか、マイナスに働くのかが分かりますし、新聞からその効果を想像するには、過去にその距離を走ったことがあればその結果を、無ければ前走の距離よりも長い距離と短い距離での成績を比べて推測すれば良いわけです。

 これらを意識するだけで、今まで走る要素が無いと思っていた穴馬が見えてくると思います。

 次回からは、今回挙げた要素について、それぞれを深く掘り下げていきたいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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