スマートフォン版へ

馬場傾向で狙いを絞る

  • 2010年01月18日(月) 16時07分
 京都競馬の馬場傾向が固まってきたので、今週はそれについて書きたいと思います。

◆芝
 今開催の芝丈は今のところ、

 野芝約6〜8cm、洋芝約12〜16cm

 です。この芝丈が示すとおり、今開催はパワーが要求されています。シンザン記念で好走したシャインやセレスロンディーといったところは骨が太めのパワーが勝ったタイプでした。外回りコースに関しては、シンザン記念を勝ったガルボのように切れのあるタイプでも内枠を引けば好走できましたが、内回りコースに関してはそのようなタイプはほとんど飛んでいます。

 今週までは同じような傾向が続くでしょうし、非力なタイプよりもガッチリとしたタイプを狙っていけば良い馬券を取れるでしょう。

◆ダート
 先週からガラリと傾向が変わりました。JRAのホームページにある馬場情報では書かれていませんでしたが、先週の京都は土曜日の1R時にパドックが凍っていたくらい寒かったので、直前の散布があったのではないかと思います。

 2週目までは非常にタフな馬場で、4角の手ごたえが良くても最後に脚が上がる馬が多いような馬場でしたが、先週はガラリと傾向が変わって、サンデーサイレンス系の軽い造りの馬の好走が目立ちました。

 土曜日のメインレースを勝ったオーロマイスター(父ゴールドアリュール)や最終Rを勝ったパープルアカデミー(父ブラックタキシード)あたりがその典型ですね。

 今週はどうなるか分からないところはありますが、1R(3歳未勝利、ダート1800m牝馬限定)の時計が1分56秒を切るようなら先週と同様の軽い馬場、それよりも掛かってくるようなら力の要る馬場と考えて良いと思います。それと血統をあわせてみておけば大方の判断はできると思います。

 芝に関しては来週からコース替わり(Aコース→Bコース)があるので、大幅に傾向が変わることが予想されます。とりあえず今週のうちは上記の傾向どおりだと思いますので、いい馬券を獲れるように頑張りましょう。


古澤秀和 新著
古澤秀和の新刊が発売!
 競馬最強の法則誌面で連載していた「血統ヘルスメーター」を更に掘り下げ、待望の単行本化!

 この馬券術は、血統という要素に馬格(馬体重帯)という要素を加え、コース別にその狙い目を出したものです。血統である程度のコース適性傾向を見ることができますが、馬格という要素を加えることで、更に詳細な適性傾向を見ることができます。

 また、ただ単純にデータを集計しただけではなく、古澤氏自らが競馬場に通い、いつも見ている種牡馬の骨格や筋肉の質などの適性傾向も加味することで、本質的に適性の高いものをリストアップしています。
 >>Amazonでのご購入はこちらから

競馬総合チャンネルでは、毎週火曜日に先週のレースから次走注目馬を挙げる「現場発・激走馬リスト」、毎週金曜日に週末の馬券的注目馬を挙げる「現場主義者の狙い馬」を掲載中!

「DIデータ解析班」が活躍中!週末の予想は馬券総合倶楽部で!

古澤秀和氏の活動、理論の詳細などは「古澤秀和の競馬予想」へ

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

馬券総合倶楽部にて予想提供中!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング