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ゼンノロブロイ産駒についての考察

  • 2010年01月25日(月) 17時50分
 今週はゼンノロブロイ産駒について書きたいと思います。

 先週サンテミリオンが若竹賞を圧勝したように、活躍馬が出てきました。馬券的にもベタ買いで単勝回収率が100%を超えているように、魅力のある種牡馬なので、まだ一般的にデータが揃っていない早い段階で、馬見の特性を生かして、その特徴を把握しておきたいと思います。

 まず、この産駒を見てきて思うのは、サンデーサイレンス産駒ですが母父の影響が濃い目に出ていてダート性向が強いということです。父が現役時に見せたしなやかさはあまり産駒に伝わっていなくて、ちょっと硬めでパワーのある筋肉を持った馬が多くなっています。飛節もサンデーサイレンス系にしては珍しく、全体的に直飛節に出がち。造り的には軽めのダートで強い産駒が多くなっています。

 特にこれら傾向は骨格がガッチリとする牡馬で強く、牡馬のダート回収率は単勝で143%、複勝で132%となっています。ゼンノロブロイ産駒は印象的に芝のレースから使い出されやすいので、芝で惨敗→ダートで圧勝というパターンが一番おいしいと思います。ダートで2連勝中のマカニビスティーなんかはこのパターンで、芝で新馬戦を負け、ダートに替わった2戦目で圧勝しました。

 牝馬については冒頭に挙げたサンテミリオンのように、芝で活躍する馬が多いでしょう。芝レースで単勝をベタ買いするだけでも回収率は200%近い数字を叩き出しています。ただ、ちょっと時計が掛かる馬場の方が良さそうですが。ダートの方は頭までは現状きていない傾向ですが複勝圏内ならゆうに100%を超えてきます。

 活躍する馬体重帯もはっきりとしていて、440kgから480kgくらいの馬体重帯に好成績が偏っています。牡馬については460kg〜500kgくらいまでが好走帯で、いわゆる中型くらいの産駒が牡馬・牝馬共に優秀な成績を残しています。

 これからもどんどん産駒の出走は増えてくるでしょうし、これらの特徴を生かして儲けていければと思います。



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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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