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好走条件が揃って妙味

  • 2010年02月01日(月) 18時00分
グロリアスノア馬券

 先週は水曜日に矢作厩舎を見せてもらったのですが、ちょうど良くグロリアスノアが勝ってくれました。仕上がりとしては今回は8〜9分といったところ。ただそれ以上に、競馬総合チャンネルでも書いたように「枠順・斤量・距離・馬場・ペースが全て向く」と思ったので本命にしました。水曜日に小林慎一郎Jに「何を本命にするんですか?」と聞かれた時は違う馬の名前を答えていたのですが(笑)

 配当も良く付いてくれました。テレビなどのインタビューで矢作師も「力は上だと思っています」と強気の姿勢でしたが、専門紙はほぼ無印状態。強い4歳世代、その中でもトップクラスの戦いをしてきた馬だけに非常に妙味がありました。好走条件がこれだけ揃って妙味がある馬というのはたまに存在します。こういった馬を逃すことなく、キッチリと馬券にしていけば、自ずと収支は上向くと思います。

 実際、【私の予想】でもこの辺りを意識するようになってから、特に「前予想」での収支が改善しています。昨秋以降の開催で、開催単位の収支でマイナスを出したのは1開催のみ。それも微々たる金額でした。直前のパドックや返し馬を見ないリスクを補って余りあるだけの効果があるということでしょう。

「徹底的に妙味を重視する」このスタイルが貫ければ、トータルの収支はプラスになっていくでしょう。

では、妙味を判断するにはどうすれば良いのでしょうか?

・印の無い馬から見ていくこと
・自分の中に正確な物指しを持つこと

 などが挙げられます。

 例えば私の場合、前予想をする際には専門紙を使うのですが、基本的に印が全く無い馬から見ていきます。普通は印がたくさん付いた馬から見ていくと思うのですが、逆に見ていくわけです。こうすることで、見向きもしないような馬を「穴馬」としてピックアップすることができます。その後、人気馬を見ていって、穴馬が付け入るような隙があればそれを勝負レースに選定して予想に挙げています。

 2番目の正確な物指しを持つことは、先入観を入れないやり方です。私の場合はパドックを見るときに使う方法です。印などの人気を視覚的に判断する要素が入っていない新聞を使って予想まで組み立ててしまい、その後オッズを見て照らし合わせ、そこにギャップのある馬を選ぶわけです。

 この方法は難易度が高いですが、よりロス無く妙味のある馬をピックアップすることができます。

 これらは入り口的な考え方ですが、これができていないとなかなか競馬に勝っていく事はできないと思います。基本的な考え方なので、予想する際には是非意識してみて下さい。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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