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障害レースの予想

  • 2010年02月15日(月) 17時55分
 競馬の条件には様々なものがありますが、実は私が最も得意とする条件は障害レースです。

 障害レースと言うと「リスクが高い」と言って敬遠する人が多いかと思いますが、ちゃんとした馬を買っていればほとんど落ちることはありませんし、短距離のダートで逃げ馬を買う方がちょっと出遅れても終わりなのでリスクが高いと考えています。

 障害レースを予想するには下記の項目を重視します。

・障害向きの体型をした馬を買う。
・障害を使ってトモや肩周りの肉付きが良くなった馬を買う。
・乗れている騎手を買う。

 1番目の障害向きの体型をした馬というのは、脚がやや長めで、飛節は直飛節気味、あとはトモと肩周りの肉付きが良く、ガッチリとした筋肉が付いているタイプです。トモの筋力で飛んで、肩周りの筋肉で着地の衝撃を受け止めるイメージですね。

 また、トモの筋肉で踏み切るので、歩き姿を後ろから見て、腰が左右に揺れるようなタイプはあまり良くありません。踏み切りたい時に一気に力が入らないからです。

 これらの条件をクリアする馬は初障害でもいきなりから狙い目となるでしょう。

 2番目の「障害を使ってトモや肩周りの肉付きが良くなった馬を買う」という項目ですが、障害を使うと障害に合った筋肉が付き始めます。使ったことでその変化が著しい馬は、初戦が駄目だったとしても今回は買いです。特にトモの肉付きは見違えるように変わることがありますので、注意してみておくといい馬券が取れると思います。

 3番目の「乗れている騎手を買う」というのは結構重要な項目で、関西圏だと北沢騎手、植野騎手辺りが安定度が高く、佐久間騎手辺りがよく穴を開けます。

 これらの項目を意識しながら障害レースの予想をすると、安定度の高く、たまに高配当が獲れるようになると思います。障害戦と言えば昼休みのように思ってらっしゃる方も多いとは思いますが、非常においしい条件なので是非とも取り組んでみて欲しいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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