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縦の馬券妙味

  • 2010年02月22日(月) 17時50分
 先週のフェブラリーSではグロリアスノアに注目していました。結果5着で馬券には絡んでいないのですが、馬券に絡んでいたとしても「縦の馬券妙味」を考えると妙味が薄かったと思い反省しています。

 グロリアスノアについて縦の時系列で見ると、前走の根岸Sについては正に買い。前々走で1400mに距離を短縮して圧勝しているし、新馬勝ち、ユニコーンS・2着など東京実績もある。

 なのに当日のオッズは休み明けということが影響したのか単勝で40倍超。正に妙味のある馬でした。

 それが今回は前走よりもメンバーがダントツ強いのにもかかわらず、単勝オッズは15倍程度。叩いた分の上積みを考えても、分が悪い馬券になっていました。個人的には能力が通用すると思っていましたが、単複勝負できる旬を考えると、単独推奨馬として今回にグロリアスノアを挙げたのは間違いだったと思います。

 今度グロリアスノアの単複で勝負するタイミングは、休み明けで人気を落としていたり、何かのアクシデントがあって惨敗した後のようなケースでしょう。ただ、基本的に今後は人気になるでしょうし、単複勝負で妙味を取りにいくという観点では、馬券的旬はもう終わったかもしれません。

 競馬には色々な予想法や勝ち方があると思いますが、私のようにパドックで馬を見て横の比較をするような方法ではなく、前日段階で予想して馬券を買うようなスタイルの場合は、横の比較を徹底するよりも、人気になりにくい馬の縦のストーリーを読んで勝っていく方が比較的勝ちやすいと思います。

 みなさんも各馬の競走履歴や、競馬総合チャンネルで出している私のコラムなどを参考にして頂いて、おいしい馬のおいしいタイミングを拾ってもらえればと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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