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阪神競馬場の傾向について

  • 2010年03月01日(月) 18時00分
 先週から阪神競馬が始まりましたので、その傾向について書いておきたいと思います。

 先週は雨の影響もありましたが、芝コースは力が要る状態、ダートコースは時計が速くて軽い馬場状態になっています。ただ、ここで注意しなければならないのが坂の存在です。阪神競馬場は京都競馬場と違い、直線に急坂が存在するので、軽い馬場状態であってもある程度トモの肉付きが良い馬でないと好走できない傾向にあります。

 京都競馬場だと、ダートコースで脚抜きが良い馬場状態だとサンデーサイレンス系だけ買っておけば勝てるような日があるのに対し、阪神競馬場では先週のようにミスプロ系とか、フレンチデピュティ、サンデーサイレンス系だとボリューム感のあるフジキセキの好走が目立つのはそのあたりに原因があると思います。

 脚が細めでツナギが柔らかく、なおかつ上体にボリューム感がある馬が理想です。体型的には前肢よりも後肢の方が長く見える「腰高」が有利ですね。

 あと、筋肉の質も緩い感じじゃなく、筋力の強いものを選べば良いと思います。筋力の強い馬は、パドックで後肢を踏み込んでから後ろに蹴り出す強さが強くなっています。

 芝の方は単純にパワータイプ有利で考えて良いと思います。昨年、この開催で軽いスピードが武器のブエナビスタが断然の格下相手に一瞬手こずりましたし、同じく軽い造りのブロードストリートが4着に敗れたのもこの力が要る芝に原因があると思います。血統でパワーのある血統、フジキセキとか、グラスワンダー・シンボリクリスエスなどが有利です。

 好走馬の馬体重を見ると大型馬が多くなっているのも、この馬場状態+コースに起因していると思います。

 今週は天気がどうなるか分かりませんが、大方の傾向はこんな感じで良いと思います。晴れでパンパン馬場だと、芝は先週よりも少し軽めに、ダートは少し力が要る方に考えておけば良いと思います。

 先週は今一歩のところで噛み合いきれませんでしたが、今週はキッチリ照準を合わせて良い馬券を獲りたいですね。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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