血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
先週日本ダービーが終わりまして、今週からまた新たな1年が始まります。
昨年は注目デビュー馬の中から5頭がダービーに駒を進めたもののクラシックを制する馬はなし。
一昨年のコントレイルは出来すぎだったにしても、無冠はダメですね・・・
今年は改めてクラシックを獲る馬を取り上げられるよう頑張ります。
ということで2021-2022シーズン一発目は王道ディープインパクト産駒からスタートです。
コマンドライン 父ディープインパクト
6/5 東京5レースデビュー予定
父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と言われる歴史的名馬。
種牡馬としても2012年から2020年現在まで9年連続で種牡馬ランク首位。
競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。
(2019年7月30日逝去)
母コンドコマンドはアメリカ産馬で現役時、8戦5勝。
主な勝鞍はスピナウェイS(アメリカG1・ダート7F)
現役引退後、日本に輸入されて繁殖牝馬となった。
繁殖としてデビュー済み産駒は2頭。
いずれもディープインパクトとの交配で勝ち上がりは1頭。
まだ大物は出していない。
血統背景は父Tiz Wonderful(その他系)と母父General Meeting(Seattle Slew〜Bold Ruler〜ナスルーラ系)の組み合わせ。
父ディープインパクトに短距離馬の母を持って来ることは父産駒における早期始動のセオリー。本馬も1番星を狙う。
父ディープインパクト×母系にStorm Catを持って来る組み合わせはスーパー黄金配合。
G1馬だけで、キズナ(日本ダービー)、エイシンヒカリ(イスパーン賞(仏G1)、香港C(香港G1))、リアルスティール(ドバイターフ(ドバイG1))、サトノアラジン(安田記念)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、Study of Man(ジョッキークラブ賞(仏G1))がいる。
全兄アルジャンナは新馬戦勝ちから、きさらぎ賞3着→毎日杯2着→ダービーへと駒を進めた(18着)。
全兄より早期始動となる本馬はさらなる高みを目指したいところだ。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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