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“1番”祭り

  • 2010年04月12日(月) 17時58分
 先週の阪神競馬は、芝コースで開催終盤にもかかわらずかなりの「前残り」、「内有利」の傾向が顕著でした。

馬券画像

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 特に芝の内回りについてはその傾向が特に強く、土曜日の阪神牝馬S、日曜日の6R、8R(忘れな草賞)の3つのレース連続で1番が絡む、まさに「1番祭り」でした。この1番が絡む条件としては、先行脚質であること、そしてもう一つは「弾きの良い筋肉」を持っていることです。

 この2つの方法は前残り・内伸び馬場全般で使えるので、是非とも習得して欲しいところです。

 まず、一つ目の先行脚質については出馬表の過去成績欄を見ればある程度分かるでしょう。前走や前々走あたりの競走履歴を見て、3角の位置取りが1〜4番手くらいのものを選べばいいでしょう。何故3角かと言うと、4角だと後方から捲ってきた馬も先行対象に含まれてしまうからです。

 あと、もう少し丁寧に考える場合は、過去の全レースの成績を見て、内枠で先行して好走した実績があるかどうか考えると更に精度は高くなるでしょう。

 更に良いのは、当日のパドックを見て、先行できるコンディションにあるかどうかを見ることです。逃げ馬や先行馬でも常に先行できるわけではありません。後肢に疲れがたまって、腰がぶれているような場合には先行できないのです。これについては過去の記事を参考にしてもらえればと思います。

 二つ目の「弾きの良い筋肉」というのは、基本的にサンデーサイレンス系種牡馬によくある、収縮力の高い筋肉のことです。見た目に柔らかくて、パドックで後肢を蹴り出す時に、ダラっと蹴り出すのではなく、バネ感を感じる蹴り出し方をしているものが該当します。日曜日に1番枠で好走したスプリングサンダー、シーキングフェイムはともにこのような質の筋肉を持っていました。

 前残り・内伸び馬場に絞って、これらの点だけを意識して馬券を購入し続ければトータルでプラスになることは間違いないでしょう。こういった必勝パターンを増やして、それだけで利殖していくような方法が、競馬で勝ち続けていく上では一番有効でしょうね。

 今週で阪神競馬・中山競馬は終わりですが、来週から開幕する京都競馬・東京競馬では、序盤に今回紹介した方法がかなり嵌まると思われますので、開幕日の最初のレースを見て「ゴーサイン」が出れば、積極的に狙ってみて下さい。

 あと告知。

 さて、今週は土日共に中山に遠征の予定です。競馬総合チャンネルで提供しているメインレースのパドック速報は、土曜日の中山グランドジャンプ、日曜日の皐月賞の情報を配信します。皐月賞はかなり楽しみですが、中山GJの方もかなり楽しみです。個人的に障害レースが最も成績が良いので…。

 中山の馬場研究などは、今週のレースリプレイを見て、「古澤秀和の競馬予想ブログ」でアップしたいと思います。こちらでは最終レースの直前情報も無料で提供していますので、是非のぞいて下さいね。

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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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