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桜花賞出走馬の結果分析

  • 2010年04月26日(月) 17時51分
 先週は、競馬総合チャンネルのパドック速報で◎ナニハトモアレを推奨することができました。ただ、勝ち馬のダイシンオレンジには印を回せませんでしたが…。

馬券画像


 最近、いい感じの印が打てていると思いますし、そちらも是非参考にして欲しいと思います。全レースの直前情報は、古澤秀和の競馬予想でご覧下さい。

 さて、順番が逆になりましたが、今回は桜花賞に出走した馬のオークスへの展望を、血統や馬体の構造の面から考えていきたいと思います。

 まず、優勝したアパパネ。阪神ジュベナイルFに出走した時に、あまりにも母のソルティビッドに似ていると感じたものですが、この特徴がオークスでは課題になりそうです。まず脚が短い。これは短距離馬によく見られる傾向で、脚が短いとそれだけ回転数が増えるので、距離が保ちにくくなります。それに何よりこの血統。短距離で活躍した母にマイル〜1800mくらいで良績を残す傾向が強いキングカメハメハの産駒ですから、やはりマイル位の方が良いと思います。

 絶対能力の高さと、心肺機能の強さで好走することはできると思いますが、適性が低いので頭までは難しいと見ています。

 桜花賞出走馬の中で最も条件替わりが良い方向に出そうなのはアプリコットフィズですね。ツナギが長めで強く、府中の2400mへの適性は最も高そうです。東京コースなら馬体減りの心配も少ないですし、仕上げが巧くいけばこれが勝ち負けするでしょう。

 2着のオウケンサクラはバゴの産駒にしては脚が長めですし、距離延長にも対応できそうです。能力的にも上位争いは必至です。

 3着のエーシンリターンズ、4着のショウリュウムーンはキングカメハメハ産駒だけにマイルくらいがベストです。ただ、今年の距離適性が低いメンバーを見ると警戒は必要でしょう。

 9着のコスモネモシンはツナギが長めで、距離は保ちそうです。

 12着のタガノエリザベートは距離はむしろ良いと思います。外が伸びる馬場で開き直った乗り方をすればチャンスはあるでしょう。デキが良ければ怖い一頭です。

 別路線ではフローラSを勝ったサンテミリオンはもちろん上位争いになりそうですし、忘れな草賞を勝ったモーニングフェイスも距離が延びて良いタイプなので怖いところがあります。

 桜花賞に比べると馬券は混戦になりそうですが、その分馬を見てちゃんと見極めて、いい馬券が獲れるようにしたいですね。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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