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京都の芝はサンデー天国

  • 2010年06月07日(月) 00時00分
 先週は安田記念が行われました。私の予想は◎ファリダットで、結構自信があったのですが、よく追い込むも届かず6着。強いて言えば直線でスムーズに外に出していればもっと上位に来られたと思うのですが、躊躇してブレーキを掛けてしまいました。ただ、極端な競馬しかできない馬だけに、◎を打つには微妙だったかも知れません。外が嵌る馬場ならともかく、まだ内も伸びていましたからね。この件については今後の予想にフィードバックしようと思います。

 さて、東京・京都開催もいよいよ最終週となるのですが、京都の芝コースに関してはかなり傾向が顕著になってきました。その傾向とは、サンデーサイレンス系種牡馬産駒の差し馬がやたらとはまっているという事です。
特に日曜日のレース(芝6鞍)を見ると、サンデーサイレンス系以外の種牡馬産駒で好走したのは、3レースのリッカスウィープ(スウェプトオーヴァーボード)・スマートムービー(サクラバクシンオー)・ミキノバンジョー(グラスワンダー)、8Rのロイヤルネックレス(シンボリクリスエス)、9Rのシゲルタック(メイショウドトウ)のみ。しかも3Rは1200m戦なので、これは度外視しても良いでしょう。実際、5鞍15頭中、13頭までがサンデーサイレンス系種牡馬産駒でした

 これらのサンデーサイレンス系種牡馬産駒の中でも、この馬場で狙いたいのは軽い造り・柔らかい馬です。ツナギに柔軟性があって、返し馬でもバネ感がある走りをした馬を選べば良いでしょう。

 また、前走時の脚質が「差し」の方が良く走っています。

 これらの条件を併せ持っていれば、例え超人気薄でも買いです。私のように単複で勝負するタイプではなく、3連単などを狙う人は、上記の条件に当てはまり、外をまわって差してこれるイメージがしっかりと持てる馬を軸にし、相手はサンデーサイレンス系種牡馬産駒全体に回すという、手広く網を張る作戦が有効かと思います。

 私自身も、今週はこのような方法で手広く超高額配当を狙ってみたいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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