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楽しみな新種牡馬

  • 2010年06月14日(月) 00時00分
 今週から早くも新馬戦がスタートします。その中でなんと言っても注目はディープインパクト産駒ですね。北海道の牧場では何頭か見ましたが、競走馬として出てくるのは初めてなので、どんな形で出てくるかが楽しみです。

 他にもハーツクライなどの仔も出てくるので、それらについても見解を述べておきたいと思います。

・ディープインパクト

父 サンデーサイレンス
母 ウインドインハーヘア
母父 Alzao

 もっと自分の形の主張が強いタイプかと思ったら、母系の特徴を良く出してくる印象があります。例えば、4月に育成で見た産駒が2頭いたのですが、これらはどちらも全く違うタイプ。1頭はコロンとしてマイル向き、もう1頭は姉がオークスに出走したということもあり、明らかに中距離向きの印象でした。

 特徴的には母のものを強く出すのですが、筋肉の質や柔軟性という点ではやはりディープインパクトの仔。父サンデーサイレンスと同様に競馬界の勢力図を塗り替える可能性まで持っています。

・ハーツクライ

父 サンデーサイレンス
母 アイリッシュダンス
母父 トニービン

 いい馬を出すという評判でしたが、写真や産駒を見ると確かにいい馬が出ている印象です。こちらは父の形に良く似た仔を出すタイプの種牡馬ですね。父と同じく脚長の仔が多そうで、活躍しだす時期はそこそこ遅そうな印象です。皐月賞よりもダービーに向いた子供を出しそうです。

・リンカーン

父 サンデーサイレンス
母 グレースアドマイヤ
母父 トニービン

 個人的には結構評価しています。種付け料80万円を考えれば割安な感じはします。血統もいいですし、現役時の能力もディープがいなければGIに手が届いていたでしょうにね。

 父と形が良く似た仔が多そうですし、その柔軟性も受け継がれている印象です。短距離ではスピード不足な印象を受けますが、中長距離で活躍する馬を出してくると思います。

 主にはこれら3頭に注目しています。他の種牡馬産駒や、実際の馬を見てからの展望(能力や適性など)についてはまた1開催くらい終わってから書いていきたいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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