血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週はロードカナロア産駒を取り上げます。
グレイスフル 父ロードカナロア
9/18中山5レースデビュー予定
父ロードカナロアは現役時代、国内外で19戦13勝。
(2着5回3着1回と馬券圏外は一度もなし)。
主な勝ち鞍は香港スプリント(2回)などG1を6勝。
2013年には年度代表馬に選出されている。
2020年種牡馬ランクは第2位。
母ジェラシーは現役時7戦2勝(OP馬)
主な勝ち鞍は、スイートピーS(OP)
繁殖として本馬が初仔。
血統背景は父ハービンジャー(〜デインヒル〜Danzg〜ノーザンダンサー系)×母父サンデーサイレンスの組み合わせ。
3代母にもオープン馬グレースアドマイヤがいるしっかりとした牝系。
父ロードカナロアは非サンデーサイレンス系なので、サンデーを持つ牝系との交配が基本。
本馬は母母父にサンデーサイレンスの血が入っている。
ロードカナロア産駒の大物輩出パターンは名牝Specialの血(Nureyev、Sadler’s Wells、Fairy King)を増強すること。
そのパターンからアーモンドアイ(Nureyev)、サートゥルナーリア(Sadler’s Wells)、ステルヴィオ(Fairy King)という産駒を代表するG1馬が出ている。
また母父Danzig系との組み合わせはダノンスマッシュが同じ。
このように本馬は、ロードカナロアのG1輩出パターンの配合馬。
母の繁殖力を占う意味でも非常に楽しみな一頭だ。
@yra_uma北海道での競馬修行を経て血統調査員となる。血統表はサラブレッドの設計図。日々血統考察やってます。細々と一口馬主も継続中。
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