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函館2歳Sの回顧

  • 2010年08月09日(月) 15時00分
 先週は函館競馬場で、函館2歳Sを初めて現地観戦しましたので、その回顧と今後の展望をしておきたいと思います。

 まず、馬場状態ですが、前日の土曜日に比べると、かなり時計の掛かる馬場になっていました。ただ、私個人的には、前日の馬場が軽かったことと、5Rを勝ったアースツリーが軽めのタイプだったことにより、軽めの馬場という判断をしてしまいました。この時点で、函館2歳Sの的中はなかったと思います。

 実際に振り返ってみると、力の要る馬場状態で、重目が残っていたり、多少遅い馬でも間に合う状態だったと思います。

 勝ったマジカルポケットはなかなか良い馬でしたが、まだ重目が残っている感じで、函館にしては軽い馬場という判断を下した私としては、あまり評価することができませんでした。

 ツナギなどにも長さがあり、距離はむしろマイルくらいの方が良さそう。2歳Sの覇者に良くありがちな、早熟で終わるタイプではなさそうです。

 2着のマイネショコラーデは、この時期の2歳馬としてはかなりの完成度。ただ、連続好走の全てが力の要る馬場状態で、この馬自体も骨が太いので、パンパンの良馬場での時計勝負になりそうな時は嫌って掛かった方が良いと思います。牝馬なので、ファンタジーSとかに出てきて、パンパンの良馬場なら人気の逆手を取りたいと思います。逆に雨が降って力の要る馬場状態になっていれば堅軸になるでしょう。

 3着のルリニガナはこの時期に活躍するタイプに多い馬体。寸が詰まっていて、短いところが合っているタイプです。あまり距離の融通性もなさそうですし、短距離専門で注目したい馬です。

 4着のエーシンジャッカルは良い馬でした。これはもう少し距離があった方が良い印象。パワータイプで、馬場は力の要る馬場が良さそうです。

 ◎にした5着のタイセイファントムは軽いタイプで、今回の馬場には結果的に非力だったかも。ただ、中途半端な競馬で、展開がきつかった割にはよく踏ん張っていたと思います。

 小倉の2歳Sとか意外と合いそうな感じです。

 あと、今回は全然駄目でしたが、ディアマンボウはダートならなかなか走りそうです。

 以上、2歳Sの結果からの今後の展望でした。

 あ、そうそう、日曜の3R未勝利戦を勝ったハイエストクライムはかなり走ってくるかもしれません。今回は明らかに太め残りだったのにもかかわらず、馬体の雰囲気は良かったですし、外から豪快に差し切りました。なかなかできない芸当で、今後の活躍が期待されます。条件はダートの短かめが良いでしょう。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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