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札幌の馬場考察

  • 2010年08月16日(月) 13時00分
 今期は北海道を中心に攻めているのですが、先週から現場は函館から札幌に移りました。

 基本的に芝コースは洋芝なので、函館と同じようなイメージで臨みましたが、開幕週だけに少し函館よりも軽い印象でした。ただ、あくまで開幕週だったこともあり、来週以降は傾向が変わるかもしれないので、注意したいところです。

 中距離について血統と馬体から見ると、タフな血統や、筋肉の質の強さが求められていた印象です。ステイゴールド産駒やブライアンズタイム産駒などが活躍していました。ステイゴールド産駒の特徴はバテないこと。特に切れる脚は使えませんが、長く良い脚を使い続けます。あと、精神的もタフな印象です。

 ブライアンズタイム産駒の特徴は、筋肉の質が強く、弾むような走りができること。ロベルト系の種牡馬産駒は全体的にこのような走りができるものが多いのですが、ブライアンズタイムについてはこの特徴が顕著で独特のバネを見せます。

 この2つの種牡馬の特徴を把握しておけば、同じような特徴を持った馬を買えばよいので、走る馬のタイプが分かってくるのではないかと思います。

 短距離についてはサクラバクシンオー産駒が単純に強いです。ただ、これに関してはある程度馬格があるタイプが活躍してくるでしょう。

 ダートは基本的に前に行ける馬、あとはバテないタイプとかではなくて、きちんと決め脚がある馬が上位にきている印象です。日曜のダート1700mの新馬戦を勝ったオズフェストなんかがその典型的なタイプです。

 決め脚があるかどうかは、返し馬での脚力を見れば良いでしょう。ちゃんと溜めが利いていて、かつ鋭くまたはパワフルに後肢が蹴れている馬を選びましょう。

 以上が開幕札幌の馬場傾向です。

 個人的に、先週はクイーンSのレジネッタがパドック+返し馬でよく感じ、勝負して負けました。その後、最終レースなどで少し取り返しましたが、負けは負け。

 週中研究に励んで、来週は照準を合わせて良い馬券を獲りたいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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