先週は札幌記念が行われました。
私は現地で観戦していたのですが、生でパドックを見られたことで、秋に向けての収穫を得ることができたと思っています。
さて、その札幌記念ではロジユニヴァースが2着と久々に好走を見せました。この馬は新馬戦の頃から注目している馬なので、かなり手の内に入れているつもりですが、前走の宝塚記念で評価せずに、ここで評価できたことは良かったと思います。
今回に関しては単勝こそ9.2倍と売れていましたが、複勝についてはあまり売れていませんでした。オッズを見てもやはり半信半疑という評価だったのでしょう。ただ、私は今回の好走にかなりの自信を持っていました。
その要因は、一つは状態のアップ。宝塚記念当時とは競馬総合チャンネルのコラムでも書きましたが、全然違うといえるくらい良くなっていました。実際、パドックでもようやくロジユニヴァースが歩いていると思いましたし、返し馬では凄いストライドの動きを見せました。ここまで駄目だった状態がようやく走れる態勢になっていたのです。ただ、これだけでは今回の好走はなかったと思うのですが、もう一つの要因が馬場でしょう。
ネオユニヴァース産駒にしてはどちらかというとパワーが勝っているタイプですので、この馬は軽い芝よりも力の要る馬場の方が合っています。むしろダートなら相当強いと思っているくらいです。
今回の札幌記念が行われた舞台は時計の掛かる洋芝。この馬場適性という条件が、デキのアップに更なるスパイスを加えて、今回の好走を演出したわけです。
ロジユニヴァースはこのような要因で好走したわけですが、馬券を買う前にこれに気付いていなければ儲けることはできません。その為には、仮説と検証の繰り返しが重要になります。
デキが敗因で負けたのか、適性が敗因で負けたのか、展開が敗因で負けたのかなど、色々と要素はありますが、穴馬券をとる際に重要なのは、惨敗を度外視するということです。
絶対的に強い馬なんてのはほとんどいませんし、レースでは歯車が一つ狂えば、馬は惨敗してしまいます。ですので、例え二桁着順であろうとも、明確な敗因があって、今回の条件が好転していれば、それは買うべきなのです。逆に着順が悪かったことで人気を落としているわけですから喜びましょう。
地道な検証と馬の特徴の把握、惨敗を度外視できる意識があれば穴馬券をある程度の確率で獲ることはそれほど難しいことではありません。
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