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ステイヤーの資質について

  • 2010年10月25日(月) 00時00分
 今回の菊花賞はトウカイメロディで勝負しましたが駄目でした。

馬券画像

 本当に素晴らしいデキで、体の柔軟性も高く、期待したのですが結果は6着。速い脚があるタイプではないので、内で包まれて動いていけなかったことが敗因でしょう。決して力負けではないと思いますので、次以降のレースで期待したいと思います。

 さて、レースを制したのはビッグウィーク。直前情報では▲に評価しましたが、デキは本当に素晴らしかったです。調教で頭が高いところ見せていたので、その点の不安を考慮して▲に留めたのですが、デキだけなら一番だったと思います。

 ビッグウィークの勝因ですが、レースの流れも一因だとは思いますが、主にはやはり距離適性だと思います。ステイヤーと言うとジャガーメイルのようにツナギや胴など、全てのパーツが長いタイプが主ですが、ビッグウィークのようにツナギだけ長く、他のパーツは軽くて無駄がないタイプもいます。

 写真を見れば分かると思いますが、非常に無駄なく研ぎ澄まされた馬体をしています。

ビッグウィーク

 前者の方は明らかに体型で分かるのですが、後者の方はなかなか気付くまでに時間が掛かることもあります。ビッグウィークに関しても、今回の週報の馬体写真を見るまで気付きませんでした。

 こういうタイプを見つけるためには、体型とレース振りを照らし合わせながら把握していくことが重要でしょう。

 昔と違い、近年の長距離GIは荒れる傾向にありますので、来年は今年のビッグウィークのようなおいしい穴馬を発見できるように、また1年間馬やレースを見ていきたいと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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