先週行われたエリザベス女王杯では、外国馬のスノーフェアリーが圧勝。なかなかお目に掛かる事のできないような異常とも言える切れ味で、本当に強い競馬を見せました。
このスノーフェアリーですが、戦績や調教からの前予想では評価することができましたが、パドックで見ると、正直、他の馬の方が良く見えました。外国馬の見立てがまだまだということでしょうね。
では、何故スノーフェアリーがあれだけの脚を使えたのかということを考察したいと思います。
写真を撮っておけばよかったのですが、ごめんなさい。
まず、それぞれのパーツですが、
・ツナギ:深い
・飛節:曲飛節
・筋肉の質:柔軟
・筋肉量:やや多め
・体高:低め
という感じでした。
これらの要素で、私が見た手違いをしたのは筋肉の質でしょう。柔らかくてボリュームが多めなので、ノーザンダンサー系のような鈍めの筋肉と勘違いしてしまいました。しかし、ミスタープロスペクター系の母系と、ロベルト系の父Intikhabという血統背景を考慮すれば、これが瞬発系に出るということも判断できたと思います。
逆に筋肉の質が瞬発系に出たとすると、他の深いツナギや曲飛節も全て切れ味につながるイメージを持て、この場面で評価することができたのではないかと思います。
外国馬を見る時は事前に血統背景をもっと把握して、ある程度のイメージを固めておく必要がありますね。
今週はマイルチャンピオンシップ、来週はジャパンカップと外国馬が参戦するレースが続きますが、事前の血統分析を細かくして、キッチリと判断できるようにしたいと思います。
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