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エーシンフォワードの勝利に思うこと

  • 2010年11月22日(月) 00時00分
 先日行われたマイルチャンピオンシップは、13番人気の低評価ながらエーシンフォワードが制しました。私の予想では、前予想時点では穴馬の1番手という評価をしていたのですが、当日、全馬を並べて歩くパドックを見ると、他に良い馬が多過ぎて印を回すことができませんでした。

 今回の前予想ではキンシャサノキセキを本命にしていたのですが、当日朝のオッズを見ると人気になり過ぎていたので、エーシンフォワードが配当的においしいので、これの単複狙いかなと思っていたのでもったいなかったです。

 穴馬というのは、並べて見て発見できることも私のように馬体構造からの適性を重視する馬の見方ならよくあることですが、今回のエーシンフォワードのように前日時点でのチェックができていても、並べてみると買えないケースも多々あります。

 今回の買い損ねから学ぶことは、「穴馬は比較しない方が良い」ということ。穴馬というのは全体と比べるよりも、その馬自体が好走できる状態にあるか、好走できるシチュエーションか、オッズの妙味があるかというところに注目すべきだと思います。

 もちろん、他馬と横の比較をして序列をつけていく方法の方が確率は高いと思いますが、それでは今回のエーシンフォワードのような馬を拾って、それで勝負を掛けていくことはできません。

 穴馬というのは独立要素として捉え、パドックのチェックでもその日に好走できる状態かということだけをチェックすれば良いと思います。

 私のサイトでは「古澤秀和の穴馬10頭」というコンテンツを提供しているのですが、ここで挙げた馬で当日パドックで横の比較をして買えない事もよくあるのですが、今回の反省点を踏まえ見ていくことで、更に穴馬券を的中させることができるのではないかと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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