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馬場傾向について

  • 2010年12月20日(月) 00時00分
 競馬は基本的に土曜日と日曜日のセットで行われるものですから、土曜日で馬場などの傾向を見て、日曜日に生かす方法は、当然ながらかなり有効です。前の週の傾向や、トータルの傾向もあるのですが、中間の降雨などの影響もありますので、やはり前の日に得た情報を生かす方が有効でしょう。

 私のサイトでは、前予想や「穴馬10頭」という前日時点での穴候補を10頭挙げるコンテンツを提供しているのですが、これに関しても好走馬の状況を調べるとやはり「土曜→日曜」という傾向があります。先週はいつもより日曜日の結果が良かったのですが、土曜日が全く駄目だったのに比べて、日曜日は10頭中6頭が好走してくれました。

 好走馬の内訳を見てみると、

阪神1R ナムラダイキチ
阪神7R ワンダーフォルテ
阪神8R トウカイセレブ
阪神10R ミッキーパンプキン
阪神11R アーリーロブスト
阪神12R アイウォントユー

 という内容です。

 これらを拾うことができたのは、前日時点での傾向がハッキリしていたからです。

 その内容は、

 ダート:完全な前残り馬場、質はやや軽め。

 芝:軽めの造りで、後ろ脚の蹴りが速い馬。主にサンデー系やトニービン系。

 という感じです。

 これに沿って次の日の出馬表から穴馬候補を選んでいくわけです。

 ダートの方は比較的簡単で、出馬表の前走欄を見てとにかく前へ行けるというのが必須条件。その中から、2秒とか、大幅な単位で負けていない馬を選べば良いだけです。それだけで、阪神1Rのナムラダイキチ(単勝1170円、馬単なら4万円超)や阪神11Rのアーリーロブストなどの穴馬を拾うことができました。

 芝の方はちょっと難しいかもしれませんが、まずはサンデーサイレンス系の馬や、トニービン系(ジャングルポケット、テレグノシス、母父トニービンなど)の馬を探します。その中から、骨格が細くて、切れのある馬を選びます。最終レースのアイウォントユーなんかはその典型ですね。

 先週はこんな感じでしたが、毎週毎週色々な傾向があるのが競馬です。今週は有馬記念が行われますが、土曜日でキッチリと傾向を観察して、毎年の傾向を踏まえながら予想を立てれば、自ずといい結果がついてくるのではないかと思います。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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