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先物買いには見合ったオッズを

  • 2010年12月27日(月) 00時00分
 先週は有馬記念が行われ、2010年の中央競馬も終了しました。有馬記念は個人的には外れ。この日は筋肉量が多く、骨格もしっかりした馬が上位に台頭していたことを考えれば、安くてもブエナビスタ=ヴィクトワールピサの馬券は勝っておくべきだったと反省しています。実際に買ったルーラーシップは、後で思えば筋肉量が不足していたなと。小回りで急坂の中山より、広いコースの方が向いているようです。ちょっと甘い予想になってしまいました。

 有馬記念は残念でしたが、他のレースでは色々と収穫がありました。自己サイトで提供した「直前情報」でも、日曜中山9Rの◎○▲で3連単100,020円をはじめ、土曜阪神最終の◎○馬単14,910円的中など、いい予想ができたと思います。

 自己馬券の収穫は、土曜阪神8Rの◎キングパーフェクトの単複が一番のデキ。

馬券画像

 単勝2570円、複勝650円が的中して483,000円の払い戻し。この馬券のポイントはその日の馬場への適性と、”先物買い”です。

 キングパーフェクトの過去成績を見ると、これまでに走ってきたのは全て芝のレース。マイルを中心に1400mや1200mといった短距離に使われていました。父サニングデールでスマートな体型、軽めの手先を考えると妥当な選択です。

 ただ、芝では持ち時計の面で苦しんでいて、500万下クラスに上がってからは3走前の3着が最高の成績。そこで今回はダートに使われてきました。

 逆に、ダートではやや非力なところがあるので、軽めで前残りの馬場がベスト。今回は正にそんな条件にマッチしていたので勝負したのですが、この馬券は一歩間違えば的中していません。例えば、ちょっと出遅れ気味になって砂を被った場合。芝からの転戦馬で一番リスクなのがこれでしょう。

 私の場合、血統・体型などから適性を判断して、条件の変わり目を狙い撃つのが得意なのですが、通常の条件変わり馬券術よりも高精度とは言え、先に挙げたようなリスクがどうしても付きまといます。その中でトータルの回収率を上げていこうと思えば、やはり配当に見合ったところで勝負することが必要。そういう意味では、今回のような馬券でビシッと獲れたのは配当以上の収穫があったと思います。

 逆に同じ先物買いという意味では2歳戦なんかもそうです。力関係がまだハッキリしていない、気性面でのリスクなど、その馬の特性も完全に把握し切れていない状況で予想するわけですから、早期発見のアドヴァンテージもありますが、リスクも大きい状況。こちらもやはりリスクに見合った配当の時に勝負すべきです。

 そういう意味では、配当の安いショウナンマイティに突っ込んで外れたのは駄目な例だと思います。馬を見ていると、普通の人以上にいい馬に対する思い入れが強くなりがちですが、この辺は冷静になって配当と相談すべきですね。

 来年はこれらのいいところを組み込み、悪いところを修正して、もっと儲かるような予想、馬券が打っていければと思っています。


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中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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